形成外科

<キズ ケガ やけど> 保険適応

皆さんは「ケガ」をされたら、どちらの診療科を受診されますか?

切り傷や裂けた傷などで、縫合処置が必要な場合、多くの患者様が皮膚科や一般外科を受診して適切ではないケアを受けてしまう場合があります。

外傷には、擦り傷(擦過傷)、切り傷(切創)、裂け傷(裂創)、そして一番多く見られるのは、ぶつけて皮膚が割れた傷(挫創)などがあります。

体表面の外傷は、形成外科が専門とするところです。
擦過傷(すりきず)でも、正しい治療をしないと、思わぬ傷跡になり後悔することがあります。
形成外科の専門医は傷跡を残さないような知識と技術を十分にトレーニングされていますので、ただし、形成外科が必ずしも全てのケガを受け付けてくれるわけでもありません。
残念ながら、わずかな擦り傷、線のような引っ掻き傷など、軽微な外傷を真摯に治療してもらえるとは限らないのです。

当院は芦屋で20年以上、幼児から大人に至るまで1万人以上の患者様の治療をしてきました。
美容外科を標榜している当院だからこそ、キズ痕が最小限度になるように、あらゆる工夫と努力をおしみません。

他院で応急に受けた処置の将来的なキズ跡の不安がある場合など、できるだけ早くに当院に受診いただければ、再縫合や治療のやり直しなど含めて、最良の結果になるようにケアをさせて頂きます。




<キズ跡 ケロイド> 保険適応/自費

受傷から時間が経過したケガや手術のキズ跡(白く幅の広いキズ跡、ミミズ腫れのようなキズ跡)の治療は、形成外科が専門としています。

あきらめておられる昔のキズ跡でも、適切な治療をする事で、目立たなくすることが出来る場合があります。

キズ跡の特異な形態にケロイドというものがあります。
ミミズ腫れが酷く、痒みや炎症を繰り返して生活の質そのものへの影響が大きい病態です。正しい診断と状況を適切に判断した治療が必要となります。
当院では開業以来20年以上にわたり、ケロイド治療の結果が良好です。
県外の患者様もお越し下さっております。
他院での治療経験がある方でも、ご相談いただければ、さらに良い結果に導くことが出来る可能性があります。




<できもの 皮膚腫瘍> 保険適応/自費

体表面や皮膚から触知できる深さの「できもの」の治療は形成外科が専門としている分野です。

多くの患者様が、皮膚科を受診されますが、外科的な処置(手術)をされている皮膚科は存外に少ないのが現状です。
当院では他院の皮膚科からの紹介で外科的治療をする場合がほとんどです。
治療後のキズ跡にも細心の留意をしております。

整容的な処置を御希望の場合は健康保険を適応できませんが、それ以外は健康保険が適応されますので、費用の負担も少なくてすみます。

*最近になり見た目が変化したホクロ
*悪性が心配なできもの
*粉瘤(アテローム)
*目立つイボ
*目の周囲にできる汗管腫や黄色腫
*脂肪の塊にみえるミリウム
*痛みをともなう魚の目や胼胝

など、当院に御相談ください。




<ピアスによる耳たぶの裂け ピアスホールの閉鎖> 自費

当院では、ピアスの御相談を受けたまわっております。

*ファーストピアスのトラブル
*軟骨や臍などの特殊な部位のピアスのトラブル
*せっかく開けたのに、トラブルで閉じてしまったピアスホール
*ピアスホールを閉じたい

などの治療は当院におまかせください。

特殊なケガになりますが、耳たぶのピアスがずれてきて、耳たぶが裂けた状態になった場合は、時間が経過した場合(皮膚が閉じて)「耳垂裂」と呼ばれる状態になります。
「耳垂裂」の状態になると、形成外科の特殊な技術をもちいた手術が必要になります。
ピアスに関しては、整容的な医療と判定されて健康保険は適用できません。

ピアスについて詳しくはこちら