Qスイッチヤグレーザー
Qスイッチヤグレーザーはシミ(老人性色素斑)、ADMに対し高い効果があります。
ヤグレーザーの光がメラニン色素に選択的に働きメラニン色素を破壊するので、周りの組織を影響を与えることなく、効果的に治療できます。シミ(老人性色素斑)の場合、通常1回の治療できれいにすることが可能です。
レーザー治療の経過、レーザー後のケアについて
シミ(老人性色素斑)の場合
レーザー照射後は黒いカサブタが表面につくのでいったん黒くなります。そのカサブタは通常1週間から10日で自然に剥がれ落ちます。カサブタが取れたあとは、ピンク色〜赤色になり、そのまま肌色に近づいていくケースもありますが、「レーザー後色素沈着」といって一時的に茶色くなるという状態になることがあり、およそ2〜3ヶ月で薄くなってくることが多いです。このようにレーザー治療の経過には時間がかかるため、レーザーを照射してすぐにシミが無くなるというわけではありませんが、シミ(老人性色素斑)の場合、通常1回の治療できれいにすることが可能です。
レーザーを照射をした部位は、保護するほうが短い期間できれいになっていくケースが多いので、通常は1〜2週間、(レーザー照射部位のみ)テープを貼っていただくことをおすすめしております。テープは半透明の肌色で目立ちにくいタイプです。テープ以外は通常どうりメイクや普段どうりのスキンケアをしていただいてOKです。
ADM(後天性メラノサイトーシス、両側性遅発性太田母斑様色素斑)の場合
レーザー照射後は照射したところに一致して点状の内出血斑ができるため、照射後数日から10日ほど(個人差があります)、点状に赤くなり、日にちが経つごとに薄くなります。テープ保護は不要なことが多いです。メイクやスキンケアは普段どうりしていただいてOKです。
ADMの場合は、メラニンが真皮という、表皮より深い部位にあるため、1回のレーザー治療では全て取りきれることは少なく、3回から5回の治療を要します。レーザーによる炎症反応が完全におさまってからまた次のレーザーを照射できるようになるので、治療間隔は3〜6ヶ月です。このように治療には期間を要しますが、レーザーを何回か当てていくうちに、段階的に薄くなっていきます。