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2008年08月05日(火)

暑いですね [ドクター・ブンのつぶやき]

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 今年も昨年同様、暑い夏になって皆さん汗びっしょりでしょうか?
当院では、相変わらず腋臭症の御相談と手術がほぼ連日のように入っております。
例年この御相談に来られる中に、腋下多汗症と呼ばれるわきの下に異常に汗をかいてしまい困ってしまっている方々がおられます。
 治療としては、内服や塩化アルミニウムローションなどもあるのですが、内服は眠気や口の渇きなどの副作用が強いし、塩化アルミニウムローションは効果が出にくかったり、肌が荒れてしまったりで使いづらいです。

実際、当院で行うのは@BOTOX注射 A手術 となります。 
 BOTOX注射は、約半年間 60%ほどの汗を止めてくれます。しかも、傷跡は全くありません。
BOTOX注射をすると1週間ほどで、わきの汗が確実に減ってしまいます。施術後の方を診察すると、この暑さですので腕はじっとりしていますが、わきはカラッとしており、触っただけで明らかに違いに気づきます。ほぼ確実に、跡形もなくわきの汗を止める点からは、多汗症に対してはBOTOXは魔法の薬と呼べるでしょう。
 手術の利点は、一度の施術で永続的に汗を減らすことができます。ただし、減る汗の量は30%ほどです。とはいえ、十分に人並みにはなるので大抵の皆様には満足していただいております。
もうひとつ欠点があって、汗の原因となるエクリン腺は臭いの原因になるアポクリン腺より浅く皮膚の真裏に存在しますので、わきがの手術より皮膚が薄くなってしまうために術後にわき自体の皮膚が傷んで傷跡がわきがの場合よりも目立ちやすくなる可能性が高い点です。

以上のことより、第一選択はBOTOX注射となります。
5月から7月にかけて注射された方は、今頃快適にお過ごしでしょうね

この、BOTOX注射なのですが、実は商品名でBOTOX®なのです。ボツリヌストキシンの中で米国アラガン社の製品がBOTOX®です。その他の物は、BOTOX®ではありません。ボツリヌストキシンを使った製剤となるのですが、日本では名前に対する取り締まりが行われないまま全てがボトックスとして広まってしまいました。
今年初めに、米国でボトックスの死亡事故が報告されましたが、あれも他社製の製品です。アラガン社のBOTOX®に関しての安全情報は、こちらを参照下さい。

念のために、当院のは正規代理店よりの正真正銘のアラガン社製のBOTOX®ですのでご安心ください。

Posted by 管理者 at 22時12分

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