2009年02月23日(月)
マーケティング・企画ディレクター坂本の思い出話し
―連載その1 序章
こんにちは。
私は今はここでお仕事をさせていただいてますがもとはホテルマンやら外食産業やら小売業で仕事をしてきました。
ホテルマンが、20年間と一番長いのですが、どうしても戻りたい瞬間があるならいつ?
と聞かれたら、真っ先に出てくるのが、1997年から2000年までの3年間です。
大阪・中之島に建つ老舗ホテルのグループホテルが、当時マレーシアにあり、南シナ海に面した250室の海辺のホテルと、かつて日本兵が苦労を重ねたボルネオ島の熱帯雨林、つまりジャングルの真っただ中にある188室のホテルの、2軒の駐在代表を務めていました。
海辺のホテルは皆さんにも容易に想像ができると思いますが、ジャングルの中のホテルは
想像し難く、おォっと興味をもたれるのでは、、、実はとても素敵なホテルです。
少しご紹介しましょう。
まずは海辺のホテルから、、、、、。
海辺のホテルは、東マレーシア、つまりボルネオ島の北中部の海辺にあり、Sarawak州Miri(華名:美里)という、石油と天然ガスと木材輸出で成り立つ人口20万人の小さな町にあります。とりたてて観光名所はないのですが、南シナ海に沈みゆく夕日がとてもロマンティックで美しい眺めをもつホテルです。国境をへだてて、車で1時間半ほど走ると隣国には小さな石油大国ブルネイがあります。ブルネイは私たちからみれば戒律の厳しいモスリムの国ですから、あまり余興もなく、物価も高いため、週末はブルネイのお金持ちがこの町へ遊びと買い物に出てきます。ちょうど貨幣価値が倍になるのです。
なぜ観光名所もないのにここにホテルを建てたのか?
実は、ジャングルのホテル周辺を一大観光地とすべく、そこへと導くゲートウエイの役割を与えていました。ジャングルホテルは、ムルという村にあります。
観光名所はないとはいえ、毎日開いているマーケットへ行けば、日本では手に入らないですが、甘いことで有名なサラワクパイナップルやロンガンなど、トロピカルフルーツがところせましと並んでいます。
そして安い!パイナップルなど、当時は100円で10個くらい買えました。
ポンポンと市場の人達とやりとりしながら、次から次へと試食をする私を見て、遊びにきていた息子は、「お父さん、完全に地元民やな」と笑っていたことを思い出します。
ではツアーの始まりです。
日本からクアラルンプールへ約7時間。
そこでマレーシア国内線にのりかえます。
一路、ミリまで約2時間。
降り立つと年間を通して、85%はある湿度を感じますが、女性の肌にはいいようです。海側から空撮したホテルの全体の外観です。
中央が本棟、腕がのびるようにリゾート感あふれる、シャレー棟からなります。
ミリの空港から車で15分。ホテルのエントランスです。
リゾート感もありますが、5スターの風格もあります。
下はロビー。
大理石をふんだんに使いながらも、東南アジアのエキゾチックさを出しています。
天井高くオープンエアなので、開放感もばっちりです。
冒頭にお話しした、南シナ海に沈む夕日です。
ほんとに悠久のときが流れ、心に沁み入るサンセットですよ。
開放感のあるプールサイドから、昼間の暑さがやわらいだ中でゆっくりと楽しめます。
上のプールは、ホテル所有のものとしては、当時東南アジア最大の屋外スイミングプールです。
本棟からはできませんが、シャレー棟の客室からは直接プールへ出ることができます。
毎日曜の休みには、ここで過ごすのが私の週末でした。贅沢な週末ですよね。
左は、本棟の客室です。
清潔ですよ。
私も本棟の1室に3年間住みました。
右は、シャレー棟に囲まれる中庭。
テニスコートやジムもあります。
町の人々はとても親切で、小さな町には適当にバーやレストランも多く、ここは普通に生活ができる町です。私のレストランのお気に入りは、マキシムと、アポロ、という土着料理と中華料理がミックスした料理を出すレストランでした。
残念ながら写真がありませんが、とても日本人に合う味付けです。
いよいよジャングルへご案内しますが、どんなに端折っても長くなりますので、
次回に Continued
3回の連載にしたいと思います。
今もっとホテルを見たい方は、下記がHPのURLです。
http://www.marriott.com/hotels/travel/myymc-miri-marriott-resort-and-spa/
Posted by 管理者 at 16時31分
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