芦屋ベンクリニック:スタッフの談話室 TOP


このサイトを友人に紹介する お気に入りに追加

2011年08月31日(水)

〜芦屋ベンクリニック通信〜  Vol.4 [ナースのひとりごと]

今回のベンクリニック通信は毎日食事などから体に取り入れ、消費しているのにも関わらず、意外に知っているようで知らない『ビタミン』についてお話させていただきます。

『そもそもビタミンとは?』

ビタミンは生物の生存・生育に必要な栄養素のうち、炭水化物やタンパク質、脂質、ミネラル以外の栄養素の事です。Vitamin(ビタミン)の「Vit」はドイツ語で生命を意味し、微量ですがからだの機能を正常に働かせる作用があります。

体内では作られず、外から取り入れなければならない栄養素を「必須」といいますが、必須ビタミンは、A、B群8種、C、D、E、Kの13種類です。

ビタミンA、B1、Cなどのアルファベットの大文字で表せるのは同じ働きを持つ成分の総称で、レチノール(ビタミンA)やチアミン(ビタミンB)、アスコルビン酸(ビタミンC)などが各ビタミンの代表的な物質のことです。

『水溶性と油溶性』

ビタミンには水溶性(水に溶け出しやすい)と油溶性(油に溶け出しやすい)があります。

ビタミンA、D、E、Kは”脂溶性”です。

脂溶性のものは肝臓に貯蔵され、体内で非常にゆっくり消費されます。

脂溶性ビタミンは体内に溜まり、
度を越せば害になる危険性があります。

ビタミンB群とCは水溶性です。

これらは極めて短時間で消費されます。
余れば尿に溶けて出ていきますので、取り過ぎても基本的には心配は要りませんが、逆に毎日取る必要があります。

ビタミンAは妊娠を望む女性や妊婦の方のビタミンA過剰摂取は、胎児に奇形を生じさせる(催奇形性)可能性があります。日本の厚生労働省は、妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望される女性におけるビタミンA摂取の留意点として、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で規定されている「妊婦の推奨量」を超えるような過剰摂取を長期間しないよう注意喚起しています。この推奨量は、国際単位で表すと約2230IU(670μgRE/日)ほどになります。 内閣府食品安全委員会がまとめた報告書によると、「妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望される女性がビタミンAを一日5000IU(1500μgRE/日)以上、過剰に継続的に摂取することは禁忌」とされています
ビタミンAは脂溶性であるため、体内に蓄積することができる、つまり摂りだめができるという利点があります。生体の生理作用に使われなった余剰分は肝臓や皮下組織に蓄積されます。しかし、この利点がマイナスに作用する場合があります。蓄積性があるため長期に渡って過剰に摂取し続けると、過剰症のリスクが高まってくるのです。短期的に過剰な状態となるのは、それほど心配することはないと思われますが、長期的な過剰摂取に対しては、特に妊婦の方は気をつける必要があります。
厚生労働省が国民の栄養状態を知るために毎年行っている全国調査で、「国民健康・栄養調査」というものがあります。平成16年度に実施した調査結果によると、ビタミンAの摂取量は18〜29歳の成人女性で平均722μgRE、30〜49歳の成人女性では平均791μgREとなっています。この数値は、食事摂取基準に定められた妊婦の推奨量670μgREを満足しており、殆どの人は食事等から追加でビタミンAを摂取する必要がないということがわかります

『ビタミンC』

皆様に一番よく知られているビタミンの一つが『ビタミンC』なのではないでしょうか。
よく美容には欠かせないビタミンとも言われます。ビタミンCの主な役割として
・コラーゲン生成の促進       ・免疫力を高め、風邪などのウイルスを撃退する
・発がん物質を抑えてがんに抵抗する ・ストレスに対抗する力を作る
・鉄の吸収には必要         ・抗酸化力が高く、体をさびから守る
・しみ・くすみの予防改善作用がある ・消炎・抗炎症作用、皮脂抑制作用がある
などがあります。

『ビタミンCを効果的に摂取するには』

巷にはビタミンC配合と謳った、サプリや飲料があふれていますが、製品自体の酸化を防ぐ為や、光ですでに破壊されていることも少なくありません。
一日に必要なビタミンCをレモンで取ろうと思うと約5個が必要と言われています。毎日レモン5個を食べるのは難しいですし、野菜などに含まれるビタミンCも時間が経つごとに壊れていきます。調理方法によってはさらに壊れたり、水に溶けだしてしまいます。サプリメント類も、腸管の吸収能力が落ちているとなかなかうまく吸収されません。体調が悪い時や、便秘の時、加齢などで腸管の栄養吸収能力は落ちます。


ビタミンCを効果的に体内に入れて働かせる為にベンクリニックでは点滴をお勧めしています。点滴と言うと、病気の時にするものだというイメージがどうしてもあるかと思いますが、血管内にダイレクトに成分を入れる事で口から取る時のように途中でのロスがなく、体中にビタミンCを巡らせる事が出来ます。口からサプリメントとして摂った場合と点滴では、ビタミンCの血中濃度に大きく差が出ます。仮にサプリメントで血中濃度を高めようとすると、サプリメントに使われている添加物も一緒に大量に摂取することになりかねません。ベンクリニックで使用しているビタミンCはもちろん防腐剤無添加です。

点滴で一気にビタミンCの血中濃度を高める事で全身の細胞にアンチエイジング効果をもたらし、美肌効果が期待できます。

紫外線をたくさん浴びたこの時期、肌細胞はダメージをいつも以上に受けています。その他ビタミンCを一度に大量に点滴する「高濃度ビタミンC点滴」は2005年から抗がん剤として広く世界で高い効果が認められている治療法です。ビタミンCの血中濃度を一気にあげるこの治療は抗がん作用の他抗ウイルス 抗アレルギー 免疫活性などの作用もあり最先端のアンチエイジング治療のひとつとして注目されています。
未体験の方は是非点滴でしか得られない効果を体験してください。(^v^)

Posted by 管理者 at 13時36分

トラックバック

トラックバックURL

http://www.ben-clinic.net/blog_son/tb.php?ID=507

ページのトップへ ページのトップへ

8

2011


  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

PHOTO

「フォルテ」

「フォルテ」

『酒蔵めぐり』

『酒蔵めぐり』

「まだまだ寒いですが夏に向けてのご提案」

「まだまだ寒いですが夏に向けてのご提案」

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
医療法人社団 芦屋ベンクリニック Copyrightc 2007 benclinic All Rights Reserved.