シミ、肝斑、そばかす、ADM

シミは大きく分けて4種類。
それによって治療方針が違います。
シミは有るよりも無いほうがすっきり顔に。

シミは大きく分けると「老人性色素斑(普通のシミ)」、「肝斑」、「雀卵斑(そばかす)」、「ADM」の4種類があります。

シミの種類によってそれぞれ治療法が異なりますので、どのシミなのか?という診断がとても重要です。診察時にじっくりと診せていただき、正確な診断のもと、適切な治療方針を決めていきます。


老人性色素斑

比較的辺縁がはっきりとした色素斑です。
加齢や紫外線により悪化がみられます。
数が少なく(取りたいシミが数個以内)限定されている場合はレーザー治療が適していますが、細かいシミが多数散在している場合はフォトRFでの治療が適しています。


肝斑

頬、額、鼻の下などに左右対称性にみられます。
紫外線やホルモンバランス、お肌の摩擦などにより悪化がみられます。

強い刺激を与えると悪化する傾向にあるため、弱い出力でレーザーを当ててお肌のトーンを整えるレーザートーニングでの治療がおすすめです。またはケミカルピーリングやイオン導入での治療も効果的です。
お肌状態に合わせて治療法を選択していきます。
スキンケアの方法も重要ですので、日頃の洗顔やメイク方法についてのアドバイスも行っております。

治療方法

・ビタミンC、トラネキサム酸の内服 肝斑治療ルートロトーニング ピーリング イオン導入 美白系の点滴


そばかす(雀卵斑)

頬や鼻にかけて点状のものが散在しています。
若い頃から出現し、紫外線により悪化します。また遺伝的要素も関係していると言われております。


ADM(後天性メラノサイトーシス、両側性遅発性太田母斑様色素斑)

境界がぼんやりとした、やや青味を帯びた色素斑です。
東洋人に比較的多いタイプです。
両頬骨部に点在することが多いですが、他部位の場合もあります。
他の色素斑より深く、皮膚の真皮にメラニンが存在するのが特徴的で、レーザー治療を3〜5回することにより改善されます。

実際のシミ治療について

実際は一つの種類のものだけが存在しているより、例えば老人性色素斑+肝斑、老人性色素斑+ADM+肝斑、というように複数のものが混在しているケースも多いので、診断がとても重要で、それに応じた治療法が必要となります。