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2010年01月26日(火)

いいお話 [ドクター・ブンのつぶやき]

 BMLという電子カルテや検査会社さんの機関紙を
読んでいて、素晴らしいお話があったので紹介させて
ください。


それは”認知症”についての座談会が載っているのですが
その中で、東海大学の理事である灰田宗孝先生のコメント
でした

それは以下の内容です
少し長いですが、せっかくなのでそのまま転記します
よろしければぜひ目を通してみてください

灰田: ”認知症は、神様が人間に与えてくれた最後の病気
だと考えています。つまり、人間は生まれた時のことは覚えて
いませんが、もし記憶があれば、産道を通るときの苦痛は
並大抵のものではなかったのではないでしょうか。
でも、幸いなことにそれは誰も覚えていません。
それと同じように、無くなるときも認知症になっていれば、
本人は死の恐怖もないでしょうし、明日を憂えることもなく
そのまま召されていくわけで、人間に与えられた最後の過程
として、ある意味、一番いい病気ではないかと捉えています。
ただ、一緒にいる家族はたまったものではありませんが、
本人とっては案外良いものではないでしょうか。認知症が
どんな病気かと問われれば、そのような答えを用意しています。”



周囲の人から見れば、うちのお爺ちゃんがぼけて・・・・
などと困った話なのでしょうが、
当人は、幸せなのだと思うと案外気が休まるのでは
ないでしょうか

日常の中でも、人を他人から捉えるとこのような事は
よくあります。

灰田先生のように、良い捉え方の眼を養いたいと思います。

Posted by 管理者 at 21時10分

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