2008年06月05日(木)
日本抗加齢医学会総会 [ドクター・ブンのつぶやき]
明日より東京国際フォーラムにて日本抗加齢医学会の第8回の総会が行われます。
内容的には、動脈硬化などの血管や脳細胞などの神経系の加齢変化のセッション、メタボリックシンドロームに絡むダイエット系のセッション、更年期障害などに絡むホルモン系のセッションなどが中心かと思われます。
個人的に気になるセッションは、脂肪を減らすことに対するお話で、それぞれ皮下脂肪を減らすことと内臓脂肪を減らすことのセッションに関してです。
皮下脂肪については、ワークショップ1の美容医学でのボディーコントロールです。メソセラピーによる脂肪溶解やボディジェットによる脂肪吸引のお話です。
内臓脂肪については、食事療法も当然ながら、これの補助療法としてのインディバに対する研究も取り上げられております。インディバは、以前からも皮下脂肪・内臓脂肪の軽減ともに効果があると言われていましたが、再び広まってゆくことでしょう。
新しいものと共に以前よりあるものが、どんどん見直されてゆくのでしょうか?
その他、ヨード卵光やお菓子のグリコ社やセサミンのサントリーなども大学と共同研究し、様々な発表があるようです。
明日、明後日と2日間お休みをいただきがんばってまいります。
ところで、メタボリックシンドロームの特定検診が開始され、日本の医療が以前の検診のような病気の早期発見・早期治療から予防医学への変化を見せ始めることで、改めて見直されてゆくのでしょうか?
今までの健康保険制度では病気になれば病院にかかり国が医療として面倒をみるので、日本の医療というのは病気の方に対するもので、医学として習うことは病気を中心としてでありました。この制度ができた変化のおかげで、諸外国のように病気の医療だけでなく、健康であるための医療にもどんどん国が目を向けていって健康ブームではなく真の健康維持へつながってゆき、健康を維持するための治療や食事やEMSなどのサポートなどにも、どんどんとしっかりとした基準ができ、みんなが効果のあるものをしっかりと受けれる時代へ変化してゆくことを期待したいと思います。
Posted by 管理者 at 14時13分 パーマリンク
2008年05月30日(金)
嬉しい便り [成院長からの一言]
先日、ゲストの方から、お葉書をいただきました。
この方はご友人から当院のことを紹介され、遠方の京都は山科からご来院いただいています。舞台に立つお仕事なので人前に出ることが多く、肌を綺麗に保ちたいとのことでインディバを受けに通院されていました。
先日は2回目の顔からデコルテまでのインディバを施術したあとのことです。
そのお便りには、以前から肩こりが酷くマッサージや治療器などいろいろなものを試したが、どれも効果が少なかった。しかし先日受けたインディバの後、肩のこり、重み、張りなどいろいろと感じていた辛い症状が改善し、楽になりました、とのことでした。
インディバは高周波を利用した治療器です。肌の循環を改善し、血行やリンパの流れを良くします。
ベンクリニックでインディバをご経験ない方は、是非次回ご来院の節にご体験下さい。きっと肩こりをお持ちでない方でも、翌日には肌の変化を感じていただけると思います。
Posted by 管理者 at 16時47分 パーマリンク
2008年04月23日(水)
GWの診察について [ドクター・ブンのつぶやき]
連日20℃をこえる汗ばむ陽気で4月であることを忘れそうなこの頃です。
2005年に祝日法が改正され、今年は5/4みどりの日が日曜日でこの振り替え休日として5/6がお休みとなっております。
メーカーなどにお勤めの方は、今週末からお休みで11連休や16連休という方もいらっしゃるのでしょうか?
クリニックの診察時間ですが
5/3〜5/6の期間のみお休みとさせていただきます。
ただし、長期休暇が取れずに今まで手術ができずにお困りで、この期間だったらとお考えの方がいらっしゃいましたら、御相談に応じさせていただきますので診察の際にお伝えください。
4/27(日) 10時〜17時 通
4/28(月) 10時〜19時 常
4/29(祝) 10時〜17時 通
4/30〜5/2 10時〜19時 り
5/3〜5/6 休診
この期間にクリニック内の整備を行わせていただき、5/7よりまたリフレッシュして皆様をお待ちさせていただきます。
Posted by 管理者 at 11時57分 パーマリンク
2008年04月10日(木)
おわび [ドクター・ブンのつぶやき]
昨日より、年に一度開催される第51回日本形成外科学会総会・学術集会が、名古屋にて開かれております。
皆様には、ご迷惑をおかけしますが卞理事長ならびに成院長とともに参加させていただきますので本日午後より休診とさせていただきます。
明日から、通常通りに開院しております。
よろしくお願いいたします。
Posted by 管理者 at 13時06分 パーマリンク
2008年03月19日(水)
がい骨のできもの [成院長からの一言]
人類が外科手術を手がけたのは、中世末のヨーロッパの絵画史料からみることが出来ます。
12世紀、イタリアのボローニャに最初の大学が誕生し、そこでモンディーノが世界最初の人体解剖の講義をしたそうです。
モンディーノ教授は教壇に座り、実際に解剖をしていたのは身分の低い人物であることが、絵画から伺えます。
こうして、今まで病気は外からだけ診ていたものが、人体の内部、つまり臓器に病気の原因があることを知ることができるようになり、近代医学が誕生したと言われています。
15世紀には、すでにメスなどの器具を使った外科手術が行われていたことが描かれており、またもイタリアでは、足の切断手術や鼻の形成手術が一部の医師によって行われていたことも、当時の絵画史料からうかがえます。
しかし、当時アヘンなどの麻薬を使う方法以外に麻酔方法がなく、外科的手術は想像を絶する激痛を伴い、消毒法もなかったため、極めて危険の高いものでありました。
19世紀になってやっと近代的な麻酔法が使われ、また消毒法もその後発見され、外科手術に大きな貢献をしてきた輸血も加わり徐々に現代のような手術の形態が確立されて行きました。
そこからほんの数世紀たったつい先日、その恩恵を受けて頭蓋骨の骨腫瘍(外骨種)の摘出手術を当院で行いました。
骨を除去するため、ノミ、槌(ツチ)、ドリルやヤスリなどを準備して当日は手術を行いました。額の生え際に存在した腫瘍は、「ツノがあるの?」とよく他の人に言われていたとのこと。
局所麻酔の手術であったので、術中も患者様とお話をしながら、ちょっと頭を支えるように助手を誘導しながら、ノミとツチで“カンカン、カンカン”と大工さんのように手術を行って行きました。
近代的な麻酔を受けている患者様は、「骨に響きます」と・・・。手術中に訴えていました。
腫瘍を摘出後、頭蓋骨のおでこの部分の表面をなだらかにしたのち、骨膜、筋肉層、皮下(真皮層)を縫合して手術を終えました。
中世の医師も同じ気持ちで手術をしたのかなぁ・・・。
Posted by 管理者 at 14時50分 パーマリンク
【 過去の記事へ 】