2008年09月30日(火)
“ダイエット”必要ですか? [成院長からの一言]
細身の身体に憧れる方は、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
現在、巷にはいろいろな方法で女性をスリムにさせるダイエットが反乱していると言っても良いくらいにあふれて、どれが良いのか判断がつかない状態です。
そこで肥満に対して日本肥満学会が2000年に示した肥満度の判定基準を下に書きました。肥満度は身長と体重から計算される数値(BMI)でわかります。ご自身で計算してみて下さい。
BMIによる肥満度の測定
BMI=体重(kg)÷[身長(m)x身長(m)]
肥満度の判断基準
BMIの値
低体重(やせ) 18.5未満
普通体重(標準) 18.5〜25未満
(1度) 25〜30未満
肥満 (2度) 30〜35未満
(3度) 35〜40未満
(4度) 40以上
「ダイエット」とは、本来は「食物」の意味なので、あくまでも食事の管理が主体です。適切な食生活を守り、正しいダイエットをしましょう。
でも ダイエットに限界を感じた時には、当院で脂肪吸引というお助け船も・・・。
Posted by 管理者 at 01時15分 パーマリンク
2008年08月25日(月)
プラセンタ(T) [ドクター・ブンのつぶやき]
今日は、プラセンタについてお話したいと思います。
英語で「PLACENTA」で”胎盤”の事を表します。
歴史は、非常に古く
歴史で最初によく習う「秦の始皇帝(紀元前259年〜紀元前210年)」が不老不死の妙薬として用いており、その後も中国では、漢方薬として唐(618年〜907年)や明(1368年〜1644年)の時代の漢方書にも載っており「紫河車(しかしゃ)」という薬にあたります。この時代に楊貴妃も飲んでいたといわれております。
また、日本でも江戸時代の加賀の三大秘薬に含まれていたといわれております。
西洋でも、クレオパトラやマリーアントワネットが用いていたとも言われているようですが、中国と違い詳細は不明です。
これらが、なぜ西洋医学として治療に使われるようになったかと言いますと、1930年代にソ連で。V,P,フイラトフ博士が「組織療法」として様々な治療に使用し効果のある事を発表されました。これが、1950年代に稗田博士によって満州医大→久留米大学と日本に伝わったと言われています。こう書きますと何か研究されて広まったように聞こえますが、おそらくは戦時中で負傷兵を何とか助けたい一心で使用し、万能薬として非常に効果をあげたのが胎盤療法だったのだと思います。
ソ連で使用されていたころは、凍結し保存していた胎盤を少しずつ切って体内に埋め込むというものでした。
凍結した胎盤を埋め込む方法では、傷が残りますし定期的に追加するたびに新たな傷ができます。また、当時のことですから傷口より化膿することもあったのでしょう。
日本国内で当時の研究者達が、何とか使いやすいようにと研究されプラセンタエキスとして抽出に成功し、現在のプラセンタ製剤になっております。
続きは、また次回と・・・・
Posted by 管理者 at 10時49分 パーマリンク
2008年08月16日(土)
術後は楽?! [成院長からの一言]
今週はお盆で、お盆の休みを利用して手術を受ける方でたくさんあり、手術を行いました。
月曜日にフェイスラインのたるみに対して、ミニリフトの手術を行いました。
ほっぺたの下方、あごの左右の部分のたるみを気にされている方でした。術後問題なく経過して、本日も術後の診察を行いました。
ご本人様より、もっと大変で、腫れや内出血の紫色の状態になることを覚悟していたのよ、とお話になられていました。
手術をする側としては、ミニリフトはほとんど内出血も腫れも少ない術後が普通で、髪の毛で耳を隠せるくらいの方なら、手術翌日からは少々の外出は全く問題なくできるものとして当たり前に思っているのですが、本日の患者様から聞いたお話で、もっと違ったイメージを想像されていることが、強く感じられました。
もっと手術する側の視点ではなく、手術を受ける受け手側の感覚(感じ方、イメージ)をしっかりと考えて手術のお話や手術の提案をするべきだと新たに感じた診察でした。
でも、ミニリフトの術後はたいへん満足されている様子で、糸が取れたあとのお出かけの構想をいろいろとお考えのようでした。何か手術をしたことで、気分もすっきり、フェイスラインもすっきりしたという感じがご本人様からにじみ出ている感じでした。
こちらも、なぜかすっきり感が出て心地良くなりました。
Posted by 管理者 at 12時23分 パーマリンク
2008年08月05日(火)
暑いですね [ドクター・ブンのつぶやき]
今年も昨年同様、暑い夏になって皆さん汗びっしょりでしょうか?
当院では、相変わらず腋臭症の御相談と手術がほぼ連日のように入っております。
例年この御相談に来られる中に、腋下多汗症と呼ばれるわきの下に異常に汗をかいてしまい困ってしまっている方々がおられます。
治療としては、内服や塩化アルミニウムローションなどもあるのですが、内服は眠気や口の渇きなどの副作用が強いし、塩化アルミニウムローションは効果が出にくかったり、肌が荒れてしまったりで使いづらいです。
実際、当院で行うのは@BOTOX注射 A手術 となります。
BOTOX注射は、約半年間 60%ほどの汗を止めてくれます。しかも、傷跡は全くありません。
BOTOX注射をすると1週間ほどで、わきの汗が確実に減ってしまいます。施術後の方を診察すると、この暑さですので腕はじっとりしていますが、わきはカラッとしており、触っただけで明らかに違いに気づきます。ほぼ確実に、跡形もなくわきの汗を止める点からは、多汗症に対してはBOTOXは魔法の薬と呼べるでしょう。
手術の利点は、一度の施術で永続的に汗を減らすことができます。ただし、減る汗の量は30%ほどです。とはいえ、十分に人並みにはなるので大抵の皆様には満足していただいております。
もうひとつ欠点があって、汗の原因となるエクリン腺は臭いの原因になるアポクリン腺より浅く皮膚の真裏に存在しますので、わきがの手術より皮膚が薄くなってしまうために術後にわき自体の皮膚が傷んで傷跡がわきがの場合よりも目立ちやすくなる可能性が高い点です。
以上のことより、第一選択はBOTOX注射となります。
5月から7月にかけて注射された方は、今頃快適にお過ごしでしょうね
この、BOTOX注射なのですが、実は商品名でBOTOX®なのです。ボツリヌストキシンの中で米国アラガン社の製品がBOTOX®です。その他の物は、BOTOX®ではありません。ボツリヌストキシンを使った製剤となるのですが、日本では名前に対する取り締まりが行われないまま全てがボトックスとして広まってしまいました。
今年初めに、米国でボトックスの死亡事故が報告されましたが、あれも他社製の製品です。アラガン社のBOTOX®に関しての安全情報は、こちらを参照下さい。
念のために、当院のは正規代理店よりの正真正銘のアラガン社製のBOTOX®ですのでご安心ください。
Posted by 管理者 at 22時12分 パーマリンク
2008年07月31日(木)
嬉しい様な恥ずかしい様な・・・ [成院長からの一言]
今日は、困ったような嬉しいようなことをお伝えします。
先月、胸部のシリコンインプラントによる豊乳術を受けられた患者様が術後の診察に来院されました。
術後1ヶ月目で、術後経過も問題なく順調でありました。
ご本人様も手術結果にたいへん満足されていました。
診察時、その手術を受けた乳房を診ると、形、大きさなどその患者様の体型とのバランスがとても良く本当に綺麗な形をしていました。それは見とれるほどの美しいものでした。(術者がこんなことを言ってはいけなかもしれませんが・・・)
まだ、手術の切開部分のテープや挿入したインプラントの固定のための圧迫スポーツブラ様の固定下着を付けていただいていますが、ご本人は少し暑くてとおっしゃりながらも嬉しさがこみ上げて笑む感じです。
診察時に胸部分をもちろん見せていただくのですが、今回診察で写真をいただき、その後切開部分のテープを外して創部を確認、形態も良好であることをお伝えして、はい診察終了となるところが、ご本人様はまだそのままの出で立ちで、お話を続けられました。
もちろん暑さもあり衣服を羽織りたくないことも分かりますが、こちらとしても診察が終了したことをお伝えするすべもなく少し間お話をしました。
術後の結果に満足されて喜んでいらっしゃる嬉しさと胸を露出されている少しの間のこちらの戸惑いとが交錯した時間でした。
ちなみに患者様のご年齢は57歳の方です。
Posted by 管理者 at 00時41分 パーマリンク
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