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2009年01月06日(火)

読書の年始 [フロントのひとりごと]

明けましておめでとうございます!
コンシェルジュの古賀です。

年始は、今まで積読になっていた本をひたすら読んで過ごしました。
その中で印象に残った本をご紹介致します。

「人生生涯小僧のこころ」という本です。

画像(120x173)

「人生生涯小僧のこころ」

著者は塩沼亮潤(しおぬま・りょうじゅん)。
昭和43年仙台市生まれの40才。

千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)という荒行を成し遂げた方です。

千日回峰行とは、片道二十四キロ、高低差千三百メートル以上の山道を
十六時間かけて一日で往復。
九年の歳月をかけて四万八千キロを歩くという荒行です。

そしてこの行にはたったひとつだけ掟があります。

それはいったんこの行に入ったなら決して途中でやめることはできないということです。
高熱が出ても、足の骨が折れても、マムシに咬まれても
台風が来ても、決してやめることはできないのです。

万が一途中でやめるときには、神仏にお詫びをして
常に携帯している短刀で自分の腹をかき切って自害するか
死出紐(しでひも)という紐を木に結び付けて首をくくって
命を絶たなくてはならないという厳しい掟です。

まさに命懸けです。

吉野・金峰山寺1300年の歴史の中で
この千日回峰行を達成した者は著者を含めたった2人しかいないとの事。

さらに、千日回峰行の後には
断食、断水、不眠、不臥(食べない、飲まない、寝ない、横にならない)
を九日間続ける四無行という行も成し遂げています。

この平成の日本で凄い事をしているなと驚きました。

本の中の一節に
「肉体的にも精神的にもギリギリの状態のところに
自分自身を追いやってその場所にしか咲いていない悟りの花
みたいなものを見て帰ってくる」とあり
こんな荒行を乗り越えると
どんな心境になるのだろうかと
興味津々に読み進めていきました。

そんな荒行を乗り越えた著者が
「人間が生きていく上で一番大事なもの」として
2つ上げていました。

「足ることを知ること」
「人を思いやること」

です。

僕もこの2つを肝に銘じ
現在の与えられた環境に感謝し、常に人を思いやれる
器の大きい人間になれるよう日々精進に励む所存です。

Posted by 管理者 at 23時33分

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