2011年11月09日(水)
〜芦屋ベンクリニック通信〜 Vol.5 [ナースのひとりごと]
今回のベンクリニック通信は『ピアス』についてお話します。
『ピアッシングは医療行為』
最近は女性はもとより男性もピアスのおしゃれを楽しむ方が多いですね。イヤリングに比べて耳を圧迫しないので長時間つけていても痛くない!とか、いつの間にか紛失する事が極めて少ない!ピアスの方が可愛いものが多い!などがピアス人気の理由のようです。当院でも耳(耳たぶと耳軟骨)とヘソのピアスを取り扱っています。
ピアスをはご存知のように体に穴を開けて装着する装身具です。この穴を開けるという行為は医療行為に当たります。よって、販売店などでお客様に対して行うことは医師法違反ということになります。
施術後のトラブルを避けるためにも、ピアスをご希望の方はセルフではなく医療機関でのピアッシングをお勧めいたします。
『ベンクリニックでのピアス』
ピアスはただ穴を開けるだけと思われがちですが、ベンクリニックでは皆様に快適にピアスでのおしゃれを楽しんでいただくために様々な工夫をしています。
今回は実際にスタッフが耳たぶにピアスを開けた時の様子をレポートします。
@医療用のファーストピアスを使用
ファーストピアスは市販のものに比べて軸が太く、キャッチと呼ばれる耳の裏で留める金具が外れにくいものを使用しています。これはピアスホールをしっかりと形成させる為、ある程度の太さのあるピアスを1カ月〜1ヶ月半はつけっぱなしにしていただきたいからです。キャッチはかなりしっかりはまるので日常の生活で外れてしまうという事はまずありません。
このホール形成がしっかりできていない時期に何度もピアスをつけたり外したりすると、ホールの内側はまだ皮膚が弱い為にその行為で傷がつき、炎症を起こすなどのトラブルになりかねません。また数時間外しているだけで、体は傷を修復しようとするのでホールがふさがりかけたりします。最低でも1ケ月はつけたままの状態をキープしましょう。
Aお気に入りピアスをチョイス可能です
前述の通り、ファーストピアスは1ケ月間ほど着けたままの状態にしていただきます。ですので、なるべくお気に入りのものをはめて過ごしていただきたいと考え、様々な形や色をご用意しています。この中から一つ選んでいただき、ピアッシングいたします。ピアスはクリニックに届いてから一つづつ専用の機械で滅菌処理をします。
写真はそのファーストピアスの一部です
Bピアッシングの位置を決めます。
今回のピアスは写真左(後ろ姿ですが・・・)の櫻井ナースが行ってくれました。耳たぶピアスは当院では経験豊富な看護師が施術しています。
ピアッシングの前に堀内ナースと手順などを再確認しています。
ピアスはゲスト本人の希望の位置を伺ったうえで最適な位置を決定します。あまり下すぎると重いピアスをした時などに耳たぶが裂ける恐れもありますし、上すぎると将来的に2つ目のピアスを開けたくなった時に難しくなります。また耳の形によってピアスがきちんと正面から見えるようにするための位置が微妙に変わってきますので、耳たぶにマークを付けて本人様に鏡で確認していただきながら、ホールを作る場所を決めていきます。
今回は元々あったピアスホールの上に2つ目のホールを作るので、耳裏でキャッチ同士がぶつからないように、且つ2つのホールの位置関係がバランス良くなるようなポジションを探しました。
(↑黒い点でマークしている所に開けます!)
Cピアッシング時の痛みを軽減
ヘソと耳軟骨は局所麻酔薬を使用します。
耳たぶへのピアッシングの際は耳をしっかり冷やして痛みの軽減を図ります。
スプレーをシュー!っとして、いざピアッシングへ!!
初めてではないのに少し緊張します・・・。
Dピアッシング
ピアスガンにピアスを装着します。
これで耳たぶをはさんで、ガシャン!
レバーを引くと、ピアスが耳にはまり、キャッチも自動的にはまります
施術自体はあっという間です。
痛みと言うより、ガシャン!と言う音に少しびっくり・・・。
でも、ほんの一瞬です。
ガシャン!の後鏡を見ると、もう耳にはピアスがはまっています!!!
Eピアスはまりました!無事終了。
ここまで所要時間約30分ほどです。
多少、直後はじんじんと鈍い痛みがありますが、1ケ月後ホールが完成した時にどんなピアスしようかしら?と思うと、わくわく感の方が勝る感じです。
F消毒セット
ご自宅でのケアの為に消毒セットをお持ち帰りいただきます。
使用方法は看護師から説明します。(中にも使用方法を書いた紙を入れています)まだまだホールは“傷”の状態です。自宅でのケアをしっかりしましょう。
いかがでしたか?この一連のピアッシングは30分ほどで終了します。気になっている方、以前は開けていたけれどふさがってしまったという方、ホールの位置を変えたい方、2つ目を考えている方、気軽にスタッフへお声掛け、もしくはお電話下さいませ。
この冬はピアスのおしゃれを楽しんでみませんか?
Posted by 管理者 at 13時20分
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