2009年08月27日(木)
ブリッジセラピー =フラクショナル ? [ドクター・ブンのつぶやき]
先日、”ブリッジセラピーって、レーザー治療知ってる?”
という話題になりました。
”また、新しいレーザーが登場した??”
かと思って調べてみましたら、
CO2(炭酸ガス)レーザーのフラクショナル機の治療のことでした。
この炭酸ガスレーザーは、当院でもホクロやできものの治療に活躍してくれていますが、
10600ナノメートルという非常に長い波長利用し
組織内の水分を一瞬にして100℃以上に沸騰させ
周囲の組織を蒸発させてます(蒸散と言います)。
昔のSFやアニメで出てきた光線銃などのイメージに最も近い印象で、煙と共に消えます。
(ただし、人や動物が一瞬で消えるほどのパワーは到底出ませんが・・・・)。
皆さんがよく御存じのこのイメージです。
CO2レーザーは、先述の通り蒸散させますので
照射した部位に本当に穴が開きます!
(照射された部分の皮膚組織が無くなってしまいます)
トムとジェリーに出てきたチーズのようですね・・・・
(また、古い話題ですみません)
ブリッジセラピーという名称は、この見た目から来たのでしょうか??
それともこの、イメージから来たのでしょうか?
(ブリッジセラピーのホームページのイメージ画像です)
1.照射前: シワや皮膚内部が不均一なために、肌のはりや艶が損なわれている状態
2.レーザー照射: 皮膚に小さな穴を空ける
3.レーザー照射後1: 皮膚の自己再生能力によって徐々に穴が修復される
4.レーザー照射後2: 穴の修復と伴い、皮膚内部の細胞分裂が活性化される
5.治癒後 : 穴の完全治癒が行われ、穴の周囲も均一に細胞が分布
同様の機械にeCO2というものもあるようです。
懐かしい話になってきたので、この辺で本日は、一段落とさせていただき、フラクセルとの違いについては、また明日報告いたします。
Posted by 管理者 at 21時36分
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