2009年08月31日(月)
たるみ <上まぶた>その2 [成院長からの一言]
先日は眉下切開による上眼瞼除皺術をお伝えしました。
今回はもう一つの上まぶたのたるみ改善手術(眼瞼の余剰皮膚の切開による除皺術)について、述べます。
この切開術の良いところは、二重の線に沿った痕(キズあと)だけが残り、目立たないところです。二重の線のある方は、その部分を利用して、また一重の方は新たに二重を作る手術として受けていただけます。こちらの手術も上まぶたの皮膚(たるみ)を紡錘形に切除して余剰部分を取り去ります。
眉下切開よりは、手術直後のまぶたの腫れは大きくなりますが、目を開けている状態では、目の周囲にキズあとは全く見えません。すっぴん状態でも問題なしです。
どちらの手法でも仕上がりは自然な状態に落ち着きますが、個々のたるみ部分、たるみの量、たるみのかぶさる状態により、どちらの手術が適しているかを判断しています。
たるみを取った後(上眼瞼除皺術後)の爽快感は、皆さん大変満足していただいています。
もしその爽快感を手術前に少し味わいたい方は、たるみ部分の皮膚をテープで上方に引き止めてみて下さい。(たった数分でも)
心地よい視野を感じ取れると思います。さあテープのご用意を・・・?!
Posted by 管理者 at 18時37分 パーマリンク
2009年08月29日(土)
ブリッジセラピー < フラクセルU? [ドクター・ブンのつぶやき]
昨日、あのように申しました理由は?
と言いますと
eCO2も含めてCO2フラクショナルレーザーは、
昨日 原理を御説明した通り、肌に傷をつけます。
お顔の肌の20%弱が、傷だらけという事です。
こけてお顔をすりむいた状態を御想像ください。
・施術後 数日 出血する
・約1週間ぐらいは次々とかさぶたができてくる
・約1週間ほどは、傷がある状態で、お化粧も困難
・肌のバリアーが失われている(傷がある)ので、
細菌による感染のリスクがある
等です。
この治療は、以前よりひどいニキビ跡を改善するために、炭酸ガスレーザーやエルピウムYAGレーザーで広範囲に肌を削るという方法で行われてきたものです。
術後は、約二週間ほど、塗り薬とガーゼでカバーを行い、その後半年間は色素沈着と言って皮膚全体が火傷後のように赤黒くなります。
このダウンタイムを減らすために、フラクショナルレーザーが、出てきたのが今までの歴史だったのですが・・・
ダウンタイム・リスクと効果を考えますと、
現状では、フラクセルUの方が総合的に安全性が高いと言えることは、間違いないでしょう。
Posted by 管理者 at 14時41分 パーマリンク
2009年08月28日(金)
ブリッジセラピー VS フラクセルU ? [ドクター・ブンのつぶやき]
昨日の続きですが、
ブリッジセラピー(炭酸ガスレーザー機器のフラクショナル)では、実際に皮膚を蒸散させます。
ということは、つまり肌に傷をつけます。
一方、フラクセルUは?
といいますと、穴をあけるというコンセプトですが、実際は穴は開きません。
(フラクセルの皮膚組織です)
図のようにレーザーによって、
熱変性した部分を生じるのみです。
(下側2/3で紫色に変色している部分が、
フラクセルによって凝固変性した部分です)
改めて図示しますとこうなります。
穴の大きさは
ActiveFX で 0.12mm
DeepFX で 1.3mm
だそうです。
一方、フラクセルUでは
0.1mm〜0.25mmまで、出力によって
穴の大きさは変化します。
出力が高いほど、大きくなります。
効果は?
と考えますと、おそらくブリッジセラピーの方があるのではないかと考えます。
ただし、あくまで手慣れた術者がしっかり照射した場合ですが・・・・
適応となる方は?
メーカーさんのホームページでは、
シミ・そばかす・しわ・たるみ・ニキビ跡
となっています。
ここからは、あくまで個人的な使用のお勧めですが、
・ニキビ跡には、フラクセルの強敵ですね。
・その他は・・・・
フラクセル等のフラクショナルレーザーを数回受けられた
パールを受けられた
等のダウンタイムのしっかりあるレーザー施術を
受けたことがあって、物足りないと感じる方
に限られるでしょう。
長くなってきましたので、理由はまた明日とさせてください。
Posted by 管理者 at 22時33分 パーマリンク
2009年08月27日(木)
ブリッジセラピー =フラクショナル ? [ドクター・ブンのつぶやき]
先日、”ブリッジセラピーって、レーザー治療知ってる?”
という話題になりました。
”また、新しいレーザーが登場した??”
かと思って調べてみましたら、
CO2(炭酸ガス)レーザーのフラクショナル機の治療のことでした。
この炭酸ガスレーザーは、当院でもホクロやできものの治療に活躍してくれていますが、
10600ナノメートルという非常に長い波長利用し
組織内の水分を一瞬にして100℃以上に沸騰させ
周囲の組織を蒸発させてます(蒸散と言います)。
昔のSFやアニメで出てきた光線銃などのイメージに最も近い印象で、煙と共に消えます。
(ただし、人や動物が一瞬で消えるほどのパワーは到底出ませんが・・・・)。
皆さんがよく御存じのこのイメージです。
CO2レーザーは、先述の通り蒸散させますので
照射した部位に本当に穴が開きます!
(照射された部分の皮膚組織が無くなってしまいます)
トムとジェリーに出てきたチーズのようですね・・・・
(また、古い話題ですみません)
ブリッジセラピーという名称は、この見た目から来たのでしょうか??
それともこの、イメージから来たのでしょうか?
(ブリッジセラピーのホームページのイメージ画像です)
1.照射前: シワや皮膚内部が不均一なために、肌のはりや艶が損なわれている状態
2.レーザー照射: 皮膚に小さな穴を空ける
3.レーザー照射後1: 皮膚の自己再生能力によって徐々に穴が修復される
4.レーザー照射後2: 穴の修復と伴い、皮膚内部の細胞分裂が活性化される
5.治癒後 : 穴の完全治癒が行われ、穴の周囲も均一に細胞が分布
同様の機械にeCO2というものもあるようです。
懐かしい話になってきたので、この辺で本日は、一段落とさせていただき、フラクセルとの違いについては、また明日報告いたします。
Posted by 管理者 at 21時36分 パーマリンク
2009年08月26日(水)
たるみ <上まぶた> [成院長からの一言]
本日、来院されたゲストよりまぶたの“たるみ”の相談を受けました。
二重のラインも皮膚のたるみ(かぶり)により幅が狭くなり、また視野も減少し、まぶたも重いと訴えておられました。
上まぶたの“たるみ”を改善させる手術方法として、
1、上眼瞼部の二重のラインを利用してかぶっている皮膚を紡錘形に切除する方法
2、眼瞼上方の眉毛の下の皮膚を紡錘形に切り取ることによりまぶたのかぶりを改善する 方法
があります。
ご相談を受けたゲスト様にはまぶたの外側のかぶり状態から、眉下切開による上眼瞼除皺術が最適とご提案、早速9月上旬に手術のご予約をいただきました。
眉下切開の利点は、
二重ラインの切開よりも、目もとの腫れがほとんど無く、また二重の印象があまり変わらない自然な状態になる。
眉部のメイクをしなくても、切開線は目立たない。(メイクをすることによりさらに目立たなくなります)
術中や術後のゲストの負担も少ない。
・・・などがあります。
まぶたの“たるみ”を少しでも感じられている方、一度ご相談下さい。
Posted by 管理者 at 23時12分 パーマリンク
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