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2009年10月10日(土)

わきが手術(皮弁法)10 [わきが(腋臭症)]

 ここまでは皆さんの気にしている
においに対しての手術でした。
ここからは傷の経過に関わる手術です。

気を引き締め直して頑張ります。

という操作は、止血操作です。
当院では、可能な限りしっかりと
アポクリン腺を除去します。

傷のためや、減らせば良いと言われる
Drや大学教授の先生もたくさんおられますが、
当院では”可能な限り取る”ようにとの
方針で卞先生が手術してこられました。
この流れをしっかりと受け継いでおります。
これは、当然クワドラカットにも通じます。

ですので、アポクリン腺除去後の皮膚は
(医学的には、皮弁と呼びます)
薄くなります。
とはいえ、血行は十分に残っていますので、
大丈夫ですけどね。

ただし、血腫と呼ぶのですが、もとに戻した
皮膚の下に血がたまる事があります。
これが起きると皮膚が薄いので、さすがに
ダメージを受けてしまいます。
ですので、丁寧にしっかりと止血します。
卞先生の600例に及ぶ経験はここにも
生かされていて、出血しやすいポイントも
決まっていて、そこの部分の血管を
ポイントで手術用の特殊な糸で
縛って血が出ないようにします。

これで、手術の90%は終了です。




Posted by 管理者 at 02時25分

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