2008年03月10日(月)
日本抗加齢医学会セミナー [ぶんの学会・セミナー報告]
昨日、東京 大手町での日本抗加齢医学会の研修セミナーに参加して参りました。
プログラムは
(1)専門医・指導士としての基礎的知識
斎藤一郎 日本抗加齢医学会専門医・指導士認定委員会委員
(2)骨とアンチエイジング
井上 聡 東京大学大学院医学系研究科抗加齢医学講座
(3)生活習慣病とアンチエイジング -特定保健指導の役割-
山門 実 三井記念病院総合検診センター
(4)酸化ストレスの基本的知識
李 昌一 神奈川歯科大学生体管理学講座薬理学分野
(5)栄養とアンチエイジング
中村丁次 神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部
(6)運動とアンチエイジング
山田 茂 東京大学大学院総合文化研究科
何点か興味深かったお話をします。
@納豆と骨粗鬆症について
1995年のデータになりますが、女性の骨粗しょう症に伴うと考えられる骨折の統計を取り日本地図に当てはめると、関西圏が最も多く東北地方が少ない分布となるそうです。これは納豆の消費量に逆比例するそうです。担当の井上先生のお話によると2〜3日に一度1パックを摂取されると良いとの事でした。
A抗酸化剤の摂取について
色々な抗酸化物質が、サプリメントとして摂取されることが多くなっていますが、抗酸化物質も体内で過剰になると逆にラジカルとして体を攻撃し老化させるとの事でした。その中で最も驚いたのが痛風などの原因で嫌われることが多い、尿酸は人だけが持つ抗酸化物質だそうです。通風も抗酸化物質が過剰になり慢性炎症化してしまったためだと・・・・。
B栄養について
栄養について考えると、我々は通常 正常・過剰・不足の三つで考えるのですが、それぞれの間の潜在的な過剰(メタボリック症候群) 潜在的な不足(疲れやすいなどの不定愁訴が多くなる)の二群にあたる人がたくさんいるとの事です。
具体的には、栄養状態をしっかりと良くした高齢者は、若年世代と代わらない免疫力を持っているそうです。
朝10時から夕方4時半までの講義の連続で、久しぶりに学生時代を思い出しました。400〜500人ぐらいの出席者がおり大盛況でした。途中講義の中で、肝油ドロップの話があり知っている方はと挙手されたのですが、たくさんの方が手を上げられ諸先輩方もがんばっておられることを知りました。
次々週も大阪で続きのセミナーに行きます。
また、学生に戻った気分で楽しみです。
Posted by 管理者 at 12時31分 パーマリンク
2008年03月09日(日)
春? [ドクター・ブンのつぶやき]
本日、東京で抗加齢医学会のセミナーがあるので行って参ります。
二週間前の大雪とうって代わって、夜が明けるのも早まりすっかり暖かくなりましたね。
春の訪れを感じます。
では、がんばって勉強してまいります。
Posted by 管理者 at 05時17分 パーマリンク
2008年02月29日(金)
うるう年 [ドクター・ブンのつぶやき]
今日は2月29日。
4年に一度しかない日である。そして1年が366日となる年でもある。
うるう年は、どうやって決められているのか調べてみると西暦1582年にローマ教皇のグレゴリウス13世が制定したグレゴリウス歴が元で
1. 西暦年が4で割り切れる年はうるう年
2. ただし、西暦年が100で割り切れる年は平年
3. ただし、西暦年が400で割り切れる年はうるう年
の3つの規則に基づきうるう年が決められるとのこと
話は戻って、今年が366日あるとしても早いもので2月が終わろうとしています。冬の終わりと共に春の訪れがやってきています。個人的な春の訪れとしては、”花粉症”! 数日前から目が痒くなってきています。(友人から鼻セレブなるティッシュの差し入れも)
クリニック的な春の訪れとしては、就職前に、大学入学前、そして高校入学前にとの腋臭症手術の希望の初診の方々の御来院ですね。特に未成年の方が、相談に来院される機会が増えます。第二次性徴が終了し、完全に大人の体として発達している場合は何も問題ないのですが、高校入学前にと希望され御来院される場合は少し悩んでしまいます。
腋臭の原因となる、アポクリン腺自体も成長しきっていない場合があるからです。将来的に未発達と考えられるアポクリン腺が成長し再発する可能性があるのです。ただ、最近はクワドラ法がほとんど傷跡を残さないので、未成年の方には人気が高いです。
Posted by 管理者 at 14時59分 パーマリンク
2008年02月24日(日)
祝! [ドクター・ブンのつぶやき]
受験シーズン真っ盛りです
我々にも嬉しい合格の知らせが舞い込みました。
大学時代の後輩の日本形成外科学会 専門医の合格の知らせです。
国の第三者機関である日本専門医認定機構に認められた学会のみに認められたもので、決められた6年以上に及ぶ研修をクリアすることで受験資格が与えれられ、筆記試験および面接・口頭試問試験をクリアすれば専門医として認定されます。
現在、資格を持った形成外科医は専門医機構のホームページによりますと昨年で1505名だそうです。数字だけ見ると多いようですが、産婦人科や小児科・内科の専門医の先生の数は、一桁多い12000人もいらっしゃいますので、圧倒的に少ないことが判ります。
ちなみに、僕がもう一つ持っている救急医学会の専門医ですら、不足が問題にされている中で2500名ほどいますので、
形成外科専門医の希少性を改めて感じました。
話がそれ長くなりましたが、久しぶりに高槻での会となり大学病院・救命センター時代によく行った”まつさき”というふぐ屋さんで会は行われ後輩たちと懐かしいひと時を過ごしました。
Posted by 管理者 at 13時24分 パーマリンク
2008年02月20日(水)
査察??? [ドクター・ブンのつぶやき]
本日、13時より2名の来訪者がありました。
約1時間ほどかけて、本院ならびにANNEXを入念にチェックし、不満そうに・・・・・。
と書くと、かっこよく小説のようになるのですが
実際は、定期的に病院をチェックして回られている保健所の方々です。
手術の際に使う麻酔薬やBOTOXなど、厳重に管理すべき薬剤がありますので、それの保管状態などをチェックしに来られました。
保管状況は問題なかったのですが、年々変わる法律の改正がありますので、それに沿った改善点を何点か指導いただくこととなりました。
実際来院されるゲストには、関わる面ではないのですが、しっかりと改善し、皆様により安心していただけるようにしてゆきます。
保健所より、御来院ありがとうございました。
P.S 昔、ホテルであった○適マークのような○保マークなどができて張り出されるようになると、クリニック選びにお困りの皆様に何かの目安になるかもしれませんね!
あっ、不満そうではありませんでしたよ。そして当然ながら、しっかりと見ていただきました。
(ANNEXに少し面食らっておられたようです)
Posted by 管理者 at 22時38分 パーマリンク
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