2008年05月17日(土)
第94回 日本美容外科学会(JSAS) [美容医療界]
皆様、ご無沙汰しておりました。
「何故、書かないの・・・???」
「毎日、覗いているのに、失望させないで欲しい・・・」
お叱りの声を沢山いただきました。
申し訳ありませんでした。
実は、友人の夢でもあった、柔道整復師の専門学校の立ち上げに奔走しておりました。
学校は、大阪の西天満にある
「近畿医療専門学校」
です。
4月5日の入学式に始まり、
開校後の1ヶ月間、
学校法人の理事長と学校長の兼務という
「未経験ゾーン」で、「額に汗」の連続でした。
先日の理事会で、理事長ポストを友人に譲ったので、少し、余裕ができました。
真面目に???コラム、執筆します。
5月11日に、表題の
第94回 日本美容外科学会(JSAS)
に参加した報告です。
JSASは、医師免許さえあれば入会OKという学会です。
同じ名前の「日本美容外科学会(JSAPS)」と、混同されますが
JSAPS
の「P」は、
形成外科:Plastic surgery
の「P」のことで、形成外科の専門医の資格を持っていることと、理事の推薦が、正会員の条件になっています。
2つの学会は、お互いに
「あっち」と「こっち」
と呼び合い、仲良く、協調して発展する関係ではありませんでした。
前置きが長くなりましたが、
今回の学会では、新しい「潮流」を感じました。
まず、「JSAS」と「JSAPS」の、2つの学会が、統合される方向で動き出した・・・という、印象です。
「エビデンスに基づいた、安全な美容医療」
を、目指すという点では、歩調が合ってきたと感じました。
もう一つは、1月4日のコラムにも書きましたが、
これからは、確実に効果が実感されるなら、少しのダウンタイムはOKとする、傾向が強まると感じました。
すなわち、
「ダウンタイムを考慮した、メジャーな手術」
そして、
「マイナー手術の組み合わせ」
の、ニーズが高まると思います。
ベンクリニックでいうと、
ダウンタイムが短い、脂肪吸引の
「ボディジェット」
スレッドやケーブルなどの
「糸」による、リフトアップと、
下眼瞼や上眼瞼の、タルミやシワ取りの手術の組み合わせ
などのニーズが、今後、増えると感じさせられました。
メーカー主導
「光学機器」自慢の
美容皮膚科の時代は、続かない。
形成外科という、確立された医療技術、
そして、エビデンス重視のフィルターで濾過された
「美容形成外科」
というべき、ジャンルができていくと思います。
「安全な医療」
そして
「成果による満足」
の提供
こそが、ベンクリニックの目指す方向です。
Posted by 管理者 at 10時54分
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