2007年08月25日(土)
官僚<TDL> vs 商人<USJ> [休日に・・・]
22,23日と夏休みをいただきました。
子供たちが希望した行き先は・・・
灼熱、長蛇の<USJ>
まさか?、どうして? 想像を絶する<混雑>が火を見るより明らかな場所へ???
有罪判決を受けた囚人のような気分です。
事前に家内が<ブックレット4>という<エクスプレス>でアトラクションに入場できるチケットを用意してくれていたので、
通常1.5〜3時間は並ぶところを、
各々30分ほどの待ち時間(それでも炎天下では地獄です)で、
お目当ての
シュレック4D ET ターミネーター スパイダーマン バックトゥーザフューチャー ジュラシックパーク セサミストリート4D・・・
を制覇していきました。
途中、関東方面からお越しのゲストの会話を立ち聞きしたのですが、
「関西人はがめついね〜〜」「入場パスポート以外にエクスプレスチケットを有料で販売しているなんて〜〜」「2重取りだよね〜〜」
「ディズニーのファストパスは無料だよね!!!」
なるほど・・・確かにディズニーのファストパスは無料です。
しかし、ファストパス自体を入手するのに何時間も並ぶことがあります。結局、並んで待つわけです。確かに3時間が1時間になるのですから、無いよりはましですが・・・
2年前にTDLで900円の<プーさんのハニーポップコーン>を食べるのに2時間以上並ばされた悪夢を思い出しました・・・
USJのブックレットは数千円の有料ですが、列車の<グリーン車>と同じ感覚で、<快適>を求める人には嬉しい商品です。
皆に並ばせることで「機会均等」を打ち出すTDLは、まさに「官僚体質」で顧客の本当のニーズには応えていないと思いました。
追加料金で希望の「快適」を購入できる「商人的発想」のUSJ方式が感覚的には好きです。
汗だくで、団扇をパタパタ、並びながら、
「特急料金、ファーストクラス料金、いくらでも追加するから、並ばずに入れてくださ〜い!!!」
と、心で叫ぶ、
やはり、僕も<関西人>なのでしょうか・・・???
PS:帰宅後、子供たちにはTDLもUSJも今年限りでで閉園するらしいよ、残念だけど・・・と説き伏せました。(ゴメンね)
Posted by 管理者 at 17時47分 パーマリンク
2007年08月13日(月)
<没後10年 麻田浩展> [休日に・・・]
日曜日に、京都国立近代美術館へ出かけてきました。
<没後10年 麻田浩展> 、圧巻でした。
日頃、自分が「夢」で体験しているような構図に、精密極まりない技法を駆使した描写・・・デビューから時系列に展示されていたので、作者の心の変遷がわかり楽しめました。
僕は絵画の方に手を伸ばした事はありませんが、父親が晩年、油絵を描き、展覧会のような事もしていたので、それなりに興味はありました。
今回の麻田浩さんの作品を拝見して、自分の心の中にもある<原風景>に出会った気がしました。
自分の脳内イメージを、キャンパスに吐き出せたら・・・こんな、だろうか・・・???と感じてしまいました。
自分が立っている「大地」や「歴史」・・・「文明」が内在しているイメージが、怖くなるほど克明に描写されていました。
晩年の作品を見ていると、胸が締め付けられて、息苦しくなり動けなくなりました。
美術作品でこんな体験をしたのは初めてです。
画集を買って帰り、何度も見入っているうちに、筆が持ちたくなりました。
早速、油絵を習いに行こうと思います。
9月17日まで開催されているようです。
Posted by 管理者 at 18時50分 パーマリンク
2007年04月12日(木)
セミリタイアの後は・・・ [休日に・・・]
新西宮ヨットハーバーで開催されたマリンショーに出かけてきました。
僕は20年以上前に、「小型1級船舶免許」を取得しましたが、その後は友人のボートに数回便乗させていただくだけの「ペーパードライバー」です。
今回も、ベルポート芦屋に別荘を建ててマイボートを稽留している友人の招待で久しぶりにボートを楽しむ事ができました。
ベルポート芦屋は日本でも珍しく、自分の家の横に船を係留できる素晴らしいマリーナです。
友人宅は「世界バリバリバリュー」でも紹介された豪邸です。
潮風の香りを楽しみながら、ゆらゆら浮かんでいるのは、何とも言えず幸せな気分ですね・・・
僕の夢は、セミリタイア後の「プチ街道をゆく」とマリーナに浮かべた船上で読み書きしながら過ごすことです。
夢を見させてもらったので、明日からも頑張れそうです。
Posted by 管理者 at 18時04分 パーマリンク
2007年01月22日(月)
司馬遼太郎記念館 [休日に・・・]
昨日、司馬遼太郎記念館に行って来ました。
僕の読書の50%以上は司馬さんのものです。
記念館は司馬さん(本名:福田定一)の自宅を含んで隣接しています。
庭は気負いのない自然体で、司馬さんの温かさを感じました。
書斎には縁側があり、読書をされた椅子からは庭が一望できるようになっていました。
書棚には断筆となった「街道をゆく:濃尾参州記」の資料が、
縁側のテーブルには当時愛煙されたマイルドセブンまでがそのままに・・・
すべてが司馬さんが亡くなられた日のままに保存されています。
書斎の横で故人に思いをはせていると、
「まあ、君、こちらへ来たまえ」・・・と、呼びかけられた気が?
振り返ると・・・えっ?
一匹の猫が、
「ほら、ついてきなさい」「よう来てくれたな」「君が来てくれるの、待っとったんやで〜」
ほのぼのとした関西弁でと記念館へ先導してくれるではないですか。
司・・・司馬さんに違いない。「司馬先生、待ってくださ〜い」
司馬(猫)さんの案内で記念館へ、「空海の風景」の特別展示中でした。
司馬さんが自身の作品の中でも一番好きだといわれていますが、僕も大好きな作品です。「空海という天才」の真実に迫ります。
館内は撮影禁止です。
蔵書に囲まれた
心地の良い静粛さの中で、ゆっくりと時間が過ぎてゆきます。
ここは「知のミュージアム」です。
僕は常々感じています・・・「現代人の心は病んでいるのだ」と。
病人ですから生の歴史や偉人達の声を、あるがままで飲み込んで滋養にすることが適いません・・・
司馬遼太郎さんは、何万冊もの資料や文献を読破することで「時空の旅人」となり、タイムマシンで歴史の現場に取材をされてきます
病んでいる我々にも飲み込むことが出来るように、噛み砕き、柔らかく仕込んでくれます。
読者が2000年以上の時間を生きているような・・・歴史上の人物がすぐ隣りにいて、まるで友人・知人のような気がするまで・・・
僕は司馬さんの作品を通じて、歴史に内在する「知的遺産」への接し方を教えていただきました。司馬さんの作品に出会えなければ、「独りよがり」のままだった
と思います。
「二十一世紀に生きる君たちへ」の肉筆原稿を間近に見て、涙があふれてきました。
司馬遼太郎先生、ありがとうございました。そして、これからも宜しく御願い申し上げます。
Posted by 管理者 at 15時54分 パーマリンク
2006年12月05日(火)
もしや、天才画家・・・? [休日に・・・]
先日の日曜日。
リビングのテーブルに一枚の絵画が・・・
「はて・・・何の絵かな???」
悩んでいる僕のところに、4歳になる長男が近づいてきて、
膝に「ぴょこん」と座り・・・
「あのね、これは・・・」
「カミナリさん」
と
「カゼさん」
と
「たーくさんのヘビさんたち」
だよ!
「雷と 風と 蛇・・・」
「う〜ん・・・と、へぇ?」
「白黒の稲妻! 黄色い疾風! うごめく大蛇達!」
「うっ・・・もしや、天才画家かも・・・」
子供の自由な発想には、時々「ビックリ」させられますね。
Posted by 管理者 at 10時06分 パーマリンク
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