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2011年04月18日(月)

原子力事故の実態(4):脱原発のドイツ [クリニックにて]

ドイツは
2022年をめどに、全ての原発の稼働を停止する
方向になったようです・・・

<原発延命計画の放棄を=独環境相>

火力発電から出る二酸化炭素の<温暖化>に影響を与えない処理方法の開発を進める閣議決定がされました。

<CO2地下貯蔵技術を開発へ=原発代替発電への利用期待−独>

僕は、正しい選択だと思います。

日本の政治家は、一体、何を考えているのか・・・???

福島の原発事故では、
2号機の
政府と東京電力のお抱え学者が
「壊れることは絶対にない!」
と断言していた圧力容器が壊れて、燃料が外側の格納容器に漏れています。
この事実だけで、今まで「圧力容器」は大丈夫と発言していた関係者全員
直ちに逮捕して留置して欲しいです。
さらに2号機は、最後の砦の格納容器まで損傷しており、
いままで、冷却のために注水した海水も真水も高濃度に汚染された状態で、格納容器の損傷部分から、現在も外界に漏れ出ています・・・
海に流れ込んでいる場所が確認されているのはたまたま露出されていた部分だからであり、実際は施設の見えない部分から、地中にも海にも、漏れ出ていることは、火を見るよりも明らかです。
注水した真水が直接燃料に触れて高度に汚染された状態で圧力容器から漏れ出し、さらに格納容器からも漏れ出し、ポンプ建屋に流れ込み、そのまま海につながる縦坑の水位を上げていることくらい、小学生でも分かります。
東電は理由が分からないと発表しています。

昨日、今後の見通しが発表されましたが、
2号機は、実際、人が近づけるような、生ぬるい汚染ではありません。
格納容器に近づけないのですから、リークの改善の手だてがありません。
損傷部分の修復が実際にはできないのが、この1カ月の東電の動きで明白です。
昨日発表のワークシートにも、2号機のリスクは
「あまりにもの高濃度の汚染で作業員が近づけないこと・・・」
と明記してありました。

1号機や3号機は、冷却システムの配管レベルの損傷ですから、リークを止める工事は可能だと思います。高価なロボットを入れて、たいして高度ではないと分かりきっている放射能を測定しても、一番危険な状態の2号機に手を出せないなら、あまり意味がないと思いました。

米国のNRCでは、既に2号機の圧力容器の底が抜けて(メルトダウン)おり、格納容器内に核燃料の一部がこぼれていると想定しています。

すなわち、今回の事故は、発生直後に冷却システムの配管が損傷してリークしたために、炉心が空焚きになり、当然、瞬く間に圧力容器が損傷した「レベル7」であることは明らかでした。

心筋梗塞で心臓が止まりかけている患者に、別の病気の下痢の治療を優先しているような感じです。

圧力容器と格納容器が損傷して、燃料棒が露出しているはずである2号機の現状を情報開示しない、東電も政府も
僕は全く信用できません。

Posted by 管理者 at 19時52分

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