2007年10月17日(水)
真実を積み重ねるトレーニング [美容医療界]
先日、当院アネックスの会員の方と受付サロンで歓談した時です。
「最近、インターネットで検索していたら、この数年間で
<得体の知れないような美容クリニック>が沢山できていることにビックリしました!・・・」
「記載内容、コラムなど<即、ばれるようなデタラメの数字を平気で並べてある>
<妖しくて、気持ちが悪い>としか言いようがない!」
とのことでした。
一見、同じような文章でも、読む人が読めば
<真実>か<虚偽>・・・<客観事実>か<自称>か・・・を判定できるものなのだな・・・と、少し安心しました。
たしかに、医学部を卒業してからの詳細な経歴(何処の施設でどのようなトレーニングを行ってきたか)を明かす事をしない。
経歴に<空白>があるドクターが多いことに驚きます。
「何処の医療施設で、何時の時期に、何科の診療していたか・・・」<事実>を明らかにしてもらえれば、そこの病院の関係者に<自称>ではない<客観的な評価>を確認することもできます。当院の常勤医師の前勤務施設での<評価>を、どうか確認なさっていただいて結構です。
<医学博士>というものがあります。
決して知力が優れているとか、才能があるという証ではありませんが、
博士論文の対象になるのは、
現在わかっている科学的事実に<新たな真実>を付け加える研究の事です。
誰がどのように調べても、その時点での<真実>であることが必要なのです。
「どうせ検証できないから、デタラメでもばれない・・・」という態度は許されません。
私と成院長は<事実の積み重ね><嘘を発表しない>訓練を無事終了した証に「医学博士」を授与したのもと理解しています。
<ドクターズ・コラム>の成院長の笑顔は、創傷治癒の基礎実験の経験からACR療法を理解している<事実の積み重ね>と<誠実>の証です。
Posted by 管理者 at 12時25分 パーマリンク
2007年10月10日(水)
第30回日本美容外科学会総会 [美容医療界]
先週末、札幌で開催された第30回日本美容外科学会総会(JSAPS)で勉強してきました。
今回で本学会は30周年・100回目の学術集会という節目を迎え、大勢の重鎮やベテランの先生方が出席されていました。
本学会は形成外科学会認定専門医の資格を有することが正会員の条件になっています。すなわち、形成外科の正式なトレーニングを終えている会員による、医学・科学として根拠に基づいた美容医療を論じる学会です。日本形成外科学会と両輪をなしています。
以前にもお話ししましたが、本邦には
「日本美容外科学会」
という組織が2つあります。一つは前記のJSAPSで形成外科専門医が資格条件、もう一つの学会はJSASで、入会に特に資格条件はありません。
昨今、美容外科における形成外科の基礎トレーニングは、絶対必要条件であることが認知されてきています。
今回のJSAPSの基調は
「美容外科は究極の形成外科である」
というものでした。
形成外科ができるから美容外科ができるというわけではありません。
しかし、形成外科の基礎トレーニングなしでは美容外科全般にわたる正確な治療ができないことは、関係医師の常識になっていることを、以前コラムでも<美容医療医師のトレンド>として御紹介しました。形成外科の基礎トレーニングとは、基準を満たす形成外科施設で少なくとも6〜7年程度トレーニングを受けることです。形成外科医にコンサルトして知識を増やすこととは次元が異なります。
今回の学会を通じて、既にコンセンサスが得られていることだと、あらためて痛感しました。
眼瞼、鼻、フェイスリフト、脂肪吸引、インディバ、各種レーザー治療・・・など、ベンクリニックが考えて実行している治療が最先端のレベルに適っていることを確信し、自信を深めることができる学会でした。
開院以来4年半、当院を信頼していただいた8000名を越えるゲストの方に、「素敵に年齢を重ねていただく」ために、日々研鑽しフィードバックしてまいります。
Posted by 管理者 at 11時34分 パーマリンク
2007年08月15日(水)
リジェンACR療法<自分の血液で若返り> [美容医療界]
TVやマスコミで紹介され、沢山のゲストの方から御要望や問い合わせのあった
最新アンチエイジング医療、<多血小板血漿注入療法>導入の御案内です。
ACR療法というのは、自己の細胞を利用して若返りを図る治療の事です。
血液中の血小板(けっしょうばん)には出血を止める働き以外に、傷を治す(創傷治癒)働きがあります。
リジェンACR療法は、この血小板の傷を治す効果を応用した最新アンチエイジング医療で、PRP(多血小板血漿)注入で「しわ」「たるみ」「美白」「毛穴の縮小」「にきび痕の改善」など、老化した顔の皮膚細胞を再生し、肌全体の若返りを図る作用があります。
治療は自分自身の血液を少量利用するだけですから、特に副作用もなく、数日、注入箇所が軽度に発赤するだけで、心配なダウンタイムも最小です。
効果は個人によって差がありますが2週間〜3ヶ月程度かけてゆっくりと作用し、部分的に使用するコラーゲン・ヒアルロン酸と比較して、
全体に注入できるのでより自然な効果≠ェ実感できます。
持続効果は個人差がありますが1年程度といわれています。
僕の印象では、首と手背には、他の施術を越える効果が期待できそうです。
具体的な手順は、
まず、患者さん自身の血液を「16cc程度」採取して、遠心分離器と特殊なキットで「血小板」だけを分離します。後はこの血小板を多く含んだ血漿(PRP)を治療する箇所に注入して完了。注入箇所には「表面麻酔」を施し、痛みはほとんど感じませんので、安心して施術をお受けください。
一度採血した成分を再び体内に戻すには輸血に準じた医療機器の基準を満たさなければいけません。認可を受けていないキットで施術しているクリニックもあるようですので、事前に確認された方が良いと思います。
当院では現在、唯一、採血後の再注入が認可されている、スイス・リジェン社製キットを使用しています。
患者様の安全を優先した「ベンクリニック品質」のACR療法をお選びいただきたいと思います。
料金の目安は、
下まぶたのシワ・たるみの改善 157,500円
ニキビ痕 157,500円
法令線の改善 157,500円
顔全体のシワ・たるみ・肌の若返り 262,500円
首のシワ改善 262,500円
手のしわ改善 262,500円
さらに詳しいことをお知りになりたい方は、この療法のパイオニア
久保田潤一郎先生のHPを参照下さい。ビフォー&アフターの写真も紹介されています。
Posted by 管理者 at 16時17分 パーマリンク
2007年07月27日(金)
美容医療機器導入のタイミング [美容医療界]
美容医療機器は同じ目的でも、各社から沢山の種類が出ています。
最初の機器が発表されてからの導入タイミングを間違えると、不満足な結果しか出せない機種を導入することにもなりかねません。
ベンクリニックの施術で人気No.1は
医療レーザー脱毛:newGentleLASEで今のところ世界最速の処理能力だと思います。
次に、しみ・くすみ・毛穴引き締めなどの、一般的なスキンリジュビネーション(若返り)に
フォトRF<SRAヘッド>:当院は超高出力で安全に照射するプロトコールを持っています。4年間の工夫の蓄積の成果です。
小じわと皮膚の引き締めには
ポラリス:ダイオードレーザーとRF(ラジオ波)のコンビネーション治療
です。最近、廉価版脱毛器をたるみ治療に転用しているクリニックがありますが、目的に叶うデータは出ないはずです。ポラリスは引き締めの専用機です。
毛穴の引き締め、しみ、母斑、入れ墨の治療には
Q−YAGレーザー(MAXU):Qスイッチがついているので深い部分にエネルギーが到達します。カーボンオイルと組み合わせて毛穴を引き締めます。
皮膚のリサーフェシング(表面を入れ替える)には
マイクロダームアブレージョンやオバジ・ニューダームを使用していますが、ニキビ痕などには炭酸ガスレーザーで積極的に削皮していました。
数年前から「フラクショナルレザー」と呼ばれる、皮膚に等間隔で小さな穴を開けては治癒を待つ、ということを繰り返して、結果として皮膚を入れ替える・・・というレーザーが臨床で応用されています。
フラクセルTとU、アファーム、ピクセル、モザイク・・・などがあります。
当院も「フラクショナルレーザー」はすでに全てのメーカーにお願いして、デモ機をクリニックに持ち込んでいただき、スタッフ数名で「ベンクリニック品質」に適うものかどうかをチェックいたしました。
機器がある程度成熟するのには時間がかかります。
患者様に使用するのに、明らかな弱点(痛すぎて出力が上げられない・・・など)を認知しているのに、慌てて最初にフラクセルTを購入された先生方は、不満が解消されて新しくUにバージョンアップされると同時に買い換えをやむなくされておられます・・・多額のコストがかかりお気の毒なことです。
機器の理論が正しくても、臨床応用には問題点が残ったまま販売される機器は後を絶ちません。同じ理論での廉価版も他社から必ず販売されます・・・
同じ理論の各社の機器が出揃ってから、じっくり選定を開始して、お使いの先生方に十分、臨床の実際をうかがってから決定する事が確かなものをゲストに御提供できる方法だと考えています。
当院としては「フラクショナルレーザー」も出揃ったかな・・・と感じ始めました。
いよいよ機種を選定して導入を計画いたします。
Posted by 管理者 at 13時25分 パーマリンク
2007年07月24日(火)
世界に先駆けてモニターに抜擢されました [美容医療界]
昨日、イタリアの一流メーカー(プロモイタリア社)から、今年の10月に世界発売開始予定の「新しいリフト用の糸」が、世界に先駆けて当院だけに送られてきました。
昨年のセミナーでメーカーのマネジャーに
「日本ではまず、芦屋ベンクリニックで使用して欲しい」
と、言われていたことが実行されました。
当院の「嘘のない確かな治療姿勢」が評価され、芦屋のこんなに小さなクリニックに、世界に先駆けて新製品をモニター領布していただき光栄に思います。
当院では昨年もFDAの認可を得たばかりのヒアルロン酸「ジュビダーム・ウルトラ」と「ジュビダーム・ウルトラプラス」を日本で初めて使用するモニターに選ばれました。
当院のモニターの結果「良好な使用感」と報告したところ
このヒアルロン酸はその後、爆発的に輸入されています。
実は、最近、お金を出して講習を受ければ誰でもできる事を、あたかも最速・最先端のように告示しているクリニックの広告に「またか・・・と」うんざりしていました・・・多くの良心ある医師なら考えるように、スタッフ施術などで結果を検証しないと、まだ患者様に応用するには時期尚早と考えながら「鬱々」していたところに
一流メーカーから新材料の「日本代表モニター」に選んでいただけた事で何か「スッキリ」しました。
今回の製品は当院でも一番多く行われている「V−トーシス」というスレッドリフトの方法に使用できる、両端に直針がついた両方向性の糸で、世界で初めて「吸収されるタイプ」のものです。
現行の吸収性の「ハッピーリフト」という糸はV−トーシスには使用できません。
やっと、理想のスレッドリフトに近づけたと思います。
日本で初めて使用する「重責」をしっかりと遂行したいと思います。
モニター領布分は、既に先着予約で終了しました。10月からは供給が開始される予定です。
先着予約に間に合わなかった方は、もうしばらくお待ちいただけますでしょうか・・・
Posted by 管理者 at 18時52分 パーマリンク
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