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2006年09月15日(金)

医療のバーゲンと渡り鳥医師 [シリーズ8] [美容医療界]

あなたは、「ガン手術バーゲン」や「高血圧薬の特別価格セール」をする
一般病院に行かれますか・・・?

ところが、美容クリニックが百花繚乱の昨今・・・連日「×××セール特別価格」などの
広告が目に入ります。医療のバーゲンです。

「度の過ぎた医療バーゲン広告」をするクリニックの手法のひとつは、
安い施術で引きこんでおいてから、ドンドン他の手術を勧めていくことです。
そして、もう一つが「渡り鳥医師」の存在です。
出身は美容に必要な形成外科や皮膚科とは無縁の診療科であることがほとんどです。
次々と美容クリニックを渡り歩きながら、「オリジナル」と称して手術にニックネームを
つける名人でもあります。出身大学以外の経歴を詳細には公表したがりません。
「医療バーゲン」と「渡り鳥医師」・・・
何より信頼が求められる美容界にとって実に不思議な現象です。


美容は、皆様の大切な身体に対する医療行為です。
しかし、残念ながら使用する薬剤・注入物・糸などについて責任ある基準を持つ
クリニックが少ないことも事実です。(シリーズ6,7でも触れました)
「クリニックの姿勢」と「医師の経歴」を確認することが重要だと思います。

ここ芦屋は、偽物を嫌う土地柄です。
「本当に良いもの」「内容のしっかりしたもの」を選ばれる方が多いと感じています。
見かけ倒しは通用しません。

最後にちょっと当院のPRです・・・ 芦屋市医師会に所属する当院は、
永続性と健全性の審査をパスし、平成18年に「医療法人」として認可されました。
開設時から保険診療機関の許可指定も受け、医師の経歴もできるだけ詳細に
公表するよう心掛けております。

Posted by 管理者 at 12時56分   パーマリンク

2006年09月13日(水)

川崎貴子著『上司の頭はまる見え』 [プチ書評]

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人材コンサルティング会社「ジョヤンテ」の代表として、1万人以上の女性社員を紹介してきた
実績のあるキャリアウーマン川崎貴子氏の著書(サンマーク出版刊)。
男性の論理では女性社員をコントロールできないですよ・・・という内容。
僕には「目から鱗が・・・」の連続でした!
女性職員に牛耳られているクリニック経営者には必読書です。

<女性の「なんか、イヤ」は千里眼>
退職希望の女性社員から職場の「なんかイヤ」を聞き出せたらガッツポーズ・・・は
有益でした。過去の「コノヤロ〜」の思いが消え去りました。

<女性に「怒鳴ってしかる」方法が通用しない本当の理由>
男は犬:悪いことをしたときにその場でしっかりと言って聞かせれば、理解して、
しかった飼い主を恨まない・・・
女は猫:しかられると、飼い主が“いじめている”と思い、自分が何をしたかということに
思考がおよばない。しかれば、しかるほど言うことを聞かない猫になる・・・

子供の頃から犬も猫も飼ったことがあるのに・・・悔しいです。
猫が20匹以上の職場で、頭を抱える僕は今年48歳の「戌(犬)年」。
「ウ〜〜ッ、ワン!」と吠えると、猫たちは「プイ〜〜」・・・の毎日。
大猫のゼネラルマネージャー〜〜!!子猫たちの躾けをよろしくお願いします。ワン!

Posted by 管理者 at 10時22分   パーマリンク

2006年09月12日(火)

久保亮吾著『ザ・ホテリエ』 [プチ書評]

会員制メディカルスパのヴィータスペリオーレ倶楽部を今年3月に立ち上げる前には、
「ホテル」の考え方に興味を持ち、いくつか本も読みました。
その中で、先日オータパブリケイションズ発刊の「ザ・ホテリエ」を再読。
ホテリエとは「ホテルの経営に関わる人間」というフランス語由来の英語。
9人の敏腕ホテリエのオムニバス・ドキュメンタリーですが、共通点が多いことに驚かされます。

僕が特に感銘を受けた部分は!
あらゆる事を実際に数字に変換して表してみることで、直感だけでは見えない大切な事が浮かび上がること。(僕は直感が頼りの人間でした・・・スミマセン
どのようなやり方をすれば、最も心地よい空気が流れるか・・・
サービスの命は付加価値空間の作り方。
(僕のオヤジギャグで職場の空気を乱して・・・ゴメンナサイ
サービス業にたずさわる方には必読と思います。

9名のホテリエは全員米国コーネル大学ホテル経営学部の出身者。
僕も20年ほど前に留学中の友人を訪ねて、数日間をコーネル大学で過ごしたことがあります。
そういえば・・・素晴らしい環境に感動して友人4名と
「自分の子供達をコーネル大学に留学させる会」を結成したことを思い出しました。
あれから20年、僕の長女はまだ8歳・・・
目指せコーネル出身の「ザ・ホテリエ」まで、あと20年か・・・フー

ザ・ホテリエ―最強ホテルマン9人の人間ドキュメント

ザ・ホテリエ―最強ホテルマン9人の人間ドキュメント


Posted by 管理者 at 16時50分   パーマリンク

2006年08月31日(木)

僕もハンカチおやじ?[番外シリーズ2] [クリニックにて]

先日の灘浜サイエンススクエアの「ミニスカお姉様博士」の授業に集中しすぎたせいか????帰宅後、「夏バテ症状」でダウンしてしまいました。
血圧が下がり、息苦しくなり、手足が痺れて動かない・・・こんなの初めてです。
翌日、這うように出勤。何とかクリニックで午前の診療をすませてから、近くの循環器内科を受診。健康診断以外で医療機関にかかるなんて、高校生以来です。
待合室でドキドキしながら「患者さんの不安な気持ち」をあらためて実感・・・
診察室では目前の先生に現病歴を正確に伝えるのは難しい事だな・・・と再認識。

血圧、心電図、胸部レントゲン、心エコー、血糖値検査の結果は「疲労とストレスによる副腎皮質ホルモンのアンバランス」によるショックとのこと。簡単に言うと、ヒドイ夏バテ!やっぱり「夏の昼下がりの妄想」が良くなかった???僕も48歳。身体をいたわらないといけない年齢になりました・・・

そこで、ハタと思い出したことがありました!!!そうだ!夏バテには、かの早実・斉藤投手を復活させた高濃度酸素カプセルがある・・・早速、当院のオアシスO2の中でスヤスヤ・・・あ〜、斉藤選手もこんな気分だったんだろうな・・・と、またもや、妄想モード。1時間後には「やる気モード」に復帰!肩で息していた呼吸も楽になり、本当に良く効きました。
「やっぱり、僕にも斉藤君と同じ血液が流れているんだ!!!」。ならばと、ポケットに「青いタオルハンカチ」を忍ばせて診療にいそしむ「ハンカチおやじ?」ドクターでありました。

オアシスO2のニックネームは「ベッカムカプセル」改め「斉藤カプセル」がイイのではと考えている2006年晩夏です。皆さんも「夏バテ解消」に「斉藤カプセル」・・・いかがですか?

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35%高濃度酸素とLサイズチャンバー

Posted by 管理者 at 09時41分   パーマリンク

2006年08月29日(火)

実験屋台[番外シリーズ] [休日に・・・]

夏休みの絵日記のネタが足りないと、娘にせがまれて、
日曜日に灘浜サイエンススクエアに行ってきました。

神戸製鋼が運営している入場無料の施設です。
イベントで「ものしりひろば実験屋台」というのがあり、「マイナス196℃のせかい」を子供たちの目の前で実演してくれました。
膨らんだゴム風船がなくなったり・・・(Mr.マリックさんもビックリ!)
気体の二酸化炭素が一瞬に固体のドライアイスになったり・・・(できたてのホカホカ?ドライアイスって!)
バラを瞬時に凍らせて、子供たちに手で割れる感触を体験させたり・・・(パリパリと薔薇の情熱もハカナク壊れる音!)
会場は大賑わいです。
秀逸だったのは、超伝導物質を冷やして磁石が空中に浮かぶ「超伝導」実験。あのリニアモーターカーの仕組みです!
「わぉ!浮いてるんやもん・・・そりゃリニアは早く走れるわけや!」
子供の手前、威厳を保つために表情こそ変えませんが、僕も少し興奮。
実演してくれたのは、ミニのワンピースに白衣姿、笑顔がとってもチャーミングな20代のお姉様博士だったので、会場のお父さん達も、それはもう、満面の笑み。
学校がこんな授業ばかりだったら、もう一度、お姉さん博士の生徒になりた〜い・・・かなっ・・・と。少しだけ夏の昼下がりの妄想を。

「マイナス196℃のせかい」の種明かしは、皮膚科ではお馴染みの「液体窒素」イボ取りなどで活躍するものです。
「実験屋台」・・・当院でも企画したくなりました。

Posted by 管理者 at 13時48分   パーマリンク

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