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2007年12月04日(火)

<美容皮膚科>開業ラッシュが来る!?! [美容医療界]

先日、大学病院関係の人と雑談をしていたところ、
最近は「皮膚科の入局が増えている」とのことでした。
多いところでは1年に20名以上の入局希望があるそうです。
以前なら2〜3名多くて5〜6名程度ではなかったでしょうか・・・

「美容皮膚科」というジャンルが仮想されています。公的には認められていませんので、今は誰も標榜することができません。美容皮膚科学会で認められたと、勝手に標榜しておられる先生もおられますが、厚労省が認可している「標榜科」にはありません。
この「美容皮膚科」に憧れて、それを目指す入局者が増えているということらしいのです。

皮膚科専門医を取得できるまで、十分なトレーニングを受けていただければ良いのですが・・・多くの若い医師達は、3年ほど臨床経験したのち、ドンドン開業するであろうと予測されているようです。
すなわち、今から3年後には、街中が「美容皮膚科」で溢れかえる・・・ことになるのでは?・・・と。
皮膚科専門医を修得されるまで十分にトレーニングされて「美容」も診療科目に入れていかれる先生と、
皮膚科の美味しそうなところだけをかじって「美容皮膚科」を主にされる先生では、我々、形成外科専門医からしても、信頼感が違います。

美容といえば「外科」の時代が過ぎ、「ダウンタイムが短い」が特徴になっている「美容皮膚科」が氾濫してきました。
皮膚科でも、しっかりメスをもたれて、素晴らしい手術をされる先生も大勢おられますが、美容皮膚科を標榜される先生は、やたらと「手術のダウンタイム」を強調して、「ノーダウンタイム」の診療に引き込みます。
ノーダウンタイムの治療は、ダウンタイムのある治療には、結果で到底追いつきません。
結果、「美容皮膚科」なるものに失望されている患者様が増えてきました。
その結果、再び
「少しのダウンタイムなら我慢しよう・・・」
「結果が良くて安全なら、手術をしたい・・・」
という人が確実に増えています。

「フィラー」注入による「法令線」や「マリオネットライン」の治療は、「膨らまし」であって「張りをだす」とか「引き上げる」のにはほど遠い施術です。コラーゲンを増生させたり、皮膚の若返りが起こることもないので「治療」とはいいがたいものですが、タイムリーな「改善」はできます。
僕自身は「インナーメイク」というくくりで、医療技術を使った、持続性の長い「メイクアップ」と考えて施術しています。
患者様が満足しておられるので「フィラー名人」と自称される「美容皮膚科」医師もおられますが、「ダウンタイムはあるが、本当に効果的な治療」を治療メニューに持たないまま(説明できないまま)、
「手術はちょっとね・・・」「ダウンタイムがね・・・」と、啓蒙されているだけのような気がします。
「私のクリニックの患者様は、手術は希望されない方なので・・・」という、決まり文句も耳にしますが、実際に、そのような「美容皮膚科」に数年通院していたけど、期待ほど良くならないので、手術を希望されてこられる方もおられます。
「患者様が、手術を希望していない」のではなくて
「医師が手術に関して、患者様の疑問に答えていない」だけのような気がします。
自分ができないからといって、「手術」を否定的に説明するのは、「エステサロン」が「美容クリニック」を攻撃するパターンに似て???です。

<タルミを改善したい>
絶対、当日もメイクをしたい・・・それならレーザーやIPLやRF
翌日からメイクしたい・・・それならフィラーや正式なメソセラピー
数日なら我慢できる・・・スレッドリフトできちんと引き上げる
1週間我慢できる・・・ミニリフト手術+スレッドリフト
2週間我慢できる・・・フェイスリフト

全ての選択メニューがあっての「適応」の説明か?
限られたメニューを、あたかも「適応」があるように説明するのか?

その悩みに対しては「美容外科」の方が有効であることはわかっているけど、形成外科のトレーニングはしていないので、「手術」はできません・・・。
皮膚科のトレーニングも十分でないので皮膚科専門医は持っていません・・・。
でも「美容皮膚科」ならできます・・・

日本美容皮膚科学会がありますが、今後は皮膚科専門医の資格を持っている人以外は正会員と認めないことにする方向らしい・・・という話を伺いました。
日本抗加齢医学会は、自分の専門とする診療科の「専門医」を持っていないと、抗加齢医学会の「専門医」にはなれない、と決められています。
日本美容外科学会(JSAPS)も形成外科専門医の資格が正会員の条件です。

自称「トレーニングを積んだ」のか、
誰もが認める「トレーニングを積んだ」のか・・・

数年後に起こる「美容皮膚科」開業ラッシュ・・・

巻き込まれないようにしたいものです。

Posted by 管理者 at 11時46分   パーマリンク

2007年11月19日(月)

J3A学会<横浜> [ビジネス散歩]

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パネル2:アンチエイジングのためのボディコントロール:老化に伴う脂肪の治療

第2回日本美容抗加齢医学会に参加してきました。
スタッフ3名にも同行してもらい、しっかり最先端の抗加齢医療を勉強してもらいました。

パネル1の「シミ治療の戦略」では、ベンクリニックにも独自の「深さ別シミ治療の考え方」が、ありますのでスタッフにも違いがわかってもらえて良かったと思います。

招待講演はイタリアのおける「脂肪溶解注射」についての発表でしたが、当院のイタリア製メソカクテルの方が、安全で痛みも少なく、快適に治療ができていると再確認できました。

教育講演の「分子整合医学」は2年前から当院でも勉強しながら、どんどん取り入れている新しい分野です。ベンクリニックの「オーダーメイド点滴」は分子整合医学に基づく処方を追求しています。
今後、抗加齢医療の分野で急速に広まっていくことが予測されますが、常に一歩先を進んで行きたいと思います。

パネル2はボディラインと脂肪の治療のお話しでしたが、サフォクリニックの白壁征夫先生が、当院でも採用している「ボディジェット」について、素晴らしい御講演をされました。
従来の脂肪吸引のデメリットをほぼクリアした、理想に近い脂肪吸引であることが全国のドクターに認知してもらえたと思います。

痩身サポート点滴
高周波温熱療法岩盤浴
ナール超音波とEMS
の組み合わせ
脂肪溶解注射(メソセラピー)
そして、最新の「ボディジェット」による脂肪吸引

ベンクリニックのボディライン・ケアは全ての治療の一番良いところを網羅した、現行で考え得る、最良のケアであることが、再確認できた有意義な学会でした。

ベンクリニックでは、ゲストの皆様に、「最先端の治療」を快適に受けていただくためにスタッフ全員が<日々の勉強>を続けています。

皆様の御利用をお待ち申し上げております。

PS:学会後スタッフと一緒に「横浜チャイナタウン」に繰り出しました。
   詳細はGMの独り言にて・・・

Posted by 管理者 at 19時17分   パーマリンク

2007年11月12日(月)

操る人しだい、なのでは・・・? [美容医療界]

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真のリジュビネーション

日曜日、レーザー治療のセミナーで勉強してきました。
著名なレーザー専門医の座長いわく
「しみとホクロ」のレーザー治療は<リアル:真>
「若返り:リジュビネーション」系の治療は
<イリュージョン:幻影>・・・

確かに、しみは「Q−スイッチがついているルビーやYAGレーザー」で治療すれば90%は治ります。ホクロも「炭酸ガスレーザーやエルビウムYAGレーザー」で80%以上は再発もなく除去できます。
それに対して「シワ・タルミ・毛穴」の治療を目的とする、様々の光学機器の治療成績は50%に満たないことは事実だと思います。
顧客の満足度は高いが、医学的には治癒しているわけではない・・・
必ず再発するので、繰り返しの施術が必要・・・
「治ってないのに、満足」・・・だから<イリュージョン:幻影>だそうです。

僕の考えでは、「しみ治療」は機器が同じで設定が同じなら、「結果も同じ」だと思います。誰にでもできる治療・・・といえばよいでしょうか?
いわばモデルチェンジもないオーソドックスな「オートマティック車」で教習所内を走っている感じです。

それに比べて「リジュビネーション」は、新型バイクでワインディングロードを走っているような感じだと思います。
要するに、ルールや基準がハッキリしておらず、ドライバーの判断や、運転技術によっては、全く結果が異なるということです。安全運転の初心者では性能を引き出すのは不可能です。

リジュビネーション系の光学機器は、「メーカーの指標」で照射しても、効果がないことは確かです。
前述の座長のおっしゃるとおり、<イリュージョン:幻影>にとどまっているクリニックがほとんどであることも否定しません。

しかし、ベンクリニックのポラリスやオーロラの出力やショット数をお話しすると、たいていのドクターは「驚愕」されます。
「火傷しませんか?」
「痛すぎて、怒られませんか?」・・・

プロレーサーなら、200kmでコーナーに突っ込んでも平気です。ブレーキのポイントと加速のポイントを心得ているからです。

当院のリジュビネーション治療のファンの方に<イリュージョン:幻影>とは失礼ですよね・・・本当に(笑)

ベンクリニックにも「炭酸ガスレーザー」「高性能QスイッチYAGレーザー」「美容外科手術」などの<リアル:真>があります。
さらに、
インテリジェントポラリ

フォトRF:SRA
などの<リアル・リジュビネーション>もあります。

フラクセルUも<スーパーリアル・リジュビネーション>に育て上げるつもりです。

同じ機器でも・・・操る人しだい、なのでは・・・?

Posted by 管理者 at 16時58分   パーマリンク

2007年11月01日(木)

ご愛顧に感謝いたします。 [クリニックにて]

マルコレ様
<1周年>おめでとうございます。


僕の<オリジナル・コスメ>が1等賞を頂きました。

全国1位は、さすがに「感激」です。
<ドクターベン>を支えて来ていただいた、皆様のご愛顧に心から感謝いたします。
毎日、何十個もの発送作業に頑張ってくれているスタッフの皆様も、ありがとうございます。

僕の頭の中には、既に「メンズコスメ」の新商品、
さらにグレードの高い「栄養クリーム」の処方と企画がまとまっています。
どうぞ、ご期待下さい。

<ドクターベン>はインターネットや携帯電話からでも、ご購入いただけます。

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全国に50万部以上配布していただいております

Posted by 管理者 at 18時49分   パーマリンク

2007年10月29日(月)

三人寄れば文殊の知恵 [美容医療界]

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三人寄れば文殊の知恵

当院は3名の常勤医師と3名の非常勤医師が勤務しています。

最近は美容医療関連の学会やセミナーが本当に増えました。毎週どこかで、全国規模のセミナーが行われています。
どのセミナーで勉強するか・・・本当に勉強になる集まりは案外少ないと思います。
メーカー主導のビジネス優先セミナーではないのか・・・?
ある特定のクリニックと業者が組んで、機器や機材の販促目的セミナーではないのか・・・?
常にアンテナを張り巡らせておかないと、本物の情報を入手できなくなります。

僕自身は総院長の肩書きをいただき自分の時間を自由にとらせていただいております。好きな時に、好きな学会やセミナーで勉強できるようになりました。美容関連のメジャーな学会には欠かさず出席させていただいております。
おかげさまで、今年の夏には日本抗加齢医学会の専門医試験を無事パスしました。
学会で出会う、諸先輩や仲間達は時間のやりくりが大変のようです。
4年前、一人で診療していた頃は、学会に参加する事など適いませんでした。
それでも、日曜日になると東京まで始発と終電の日帰りで、学会・セミナーには数十回は通いました。一人で診療されているドクターの苦労は身にしみてわかります。

ベンクリニックでは、優秀な医師とスタッフが、ローテーションで日祝までしっかり診療していただいていますので、休診日を設けることなく、皆様に質の高い医療を御提供させていただきたい思っています。

同じくローテーションで医師・ナース・フロントの全員が有意義なセミナーを選んで積極的に勉強していただき、診療にフィードバックしてもらっています。スタッフの参加レポートや報告ミーティングを聞く度に、その詳細さや精度に感激させられます。

今年も9月の学会シーズン以来、少なくても毎週末は誰かが、勉強に出かけて、お互いに知識とスキルをアップさせています。昨日は成先生がアンチエイジングセミナーへ、来週は文元先生がキレーションセミナーへ、そして再来週は僕がスタッフ3名を同行して日本美容抗加齢医学会へ・・・
実際に足を運んで、何百人、何千人の医療関係者と「袖を摺り合わせて」「アンテナを擦り合わせて」得られる情報は貴重です。

最先端の情報を本当に勉強できる環境を維持することは難しいことです。

皆様が、知っておられるクリニックの医師はいかがですか?
あり得ない症例数と忙しさを誇示する一方では、あらゆるセミナーに出席して最先端の情報収集も自負する「矛盾」・・・実際に、そのようなドクターには学会でお目にかっかったことがありません。当日も診療されているわけですから出席できないのも当然だと思います。
身体がいくつもあれば別ですが・・・

また、ぼやき調子になりました・・・スミマセン。

ベンクリニックの三人の常勤医師・・・
<三人寄れば文殊の知恵>
を備えることができるように、絶え間ない勉強を実践してまいります。






Posted by 管理者 at 19時25分   パーマリンク

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