2010年01月04日(月)
義を明らかにする [クリニックにて]
皆様
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
年末の「ぼやき」からは、一転して
新年、心に浮かんだのは・・・
「義を明らかにして、利を計らず」
そして
「頼もしさ」
でした。
ベンクリニックの「義」は
最新科学にもとづいた「健・癒・美」の最適な統合をとおして、皆様の良き、ウェルエイジングパートナーとなり、皆様の人生が豊かになる応援をすることです。
誰が得をするとか・・・経営効率だとか・・・
そのような「利」は、「義」を明らかにしていく過程で、自ずから問題では無くなると思います。
「頼もしさ」
は、司馬遼太郎先生が、「21世紀を生きる君たちへ」の中で、紹介されていた、現代人が思い起こすべき姿です。
雄々しく、誠実で、義理に厚く、包容力がある・・・
頼もしいと、周囲から言われる人物になりたいものです。
我が家の元旦は、
御先祖様への、感謝からはじまります。
子供達にも、延々と受け継がれた、
「遺伝子:DNA」の意味を伝える良い機会です。
21世紀を生きる子供達にとって
「頼もしい」大人であってあげたいです
正月にNHK教育テレビで三日間連続放映された
「日本と朝鮮半島2000年」
は、見応えがありました。
自分たちが受けた歴史教育は、他の国からは、全く異なる史実に映る・・・
日韓の学者が、同席して、歴史を真摯に語るセッティングには
「朝鮮通信使」
が、教えてくれた、「信」(よしみ)を「通」ずるを彷彿させるものがあり、正月から、
真実を見つめる。
氾濫した情報には惑わされない。
良い、心構えができました。
人生最良の1年にしたいと思います。
本年も宜しくお願い申し上げます。
Posted by 管理者 at 14時59分 パーマリンク
2009年12月31日(木)
実力のともなった、さじ加減 [美容医療界]
皆様、本年も、つたない戯れ言のコラムにおつき合いいただきましてありがとうございました。
今年の美容医療界を振り返ると、
@新規開業と、経営不振による閉院が、ともに多かったこと
A古くから有る機器の単なるアレンジの新型の光学機器が氾濫したこと
B抗加齢や抗老化と称する、ビジネスに過ぎない、浅はかで、とても医療とは呼べない 施術が氾濫したこと
C価格破壊と称して、時間もコストも省略しながら、肝心の医療の質まで低下させ、大きな障害やトラブルを起こすクリニックが目立ったこと
が、思い浮かびます。
形成外科のトレーニングをきちんと受けていないのに、医師として経験も浅いのに、平気で開業する・・・救急医療のトレーニングを積んでいないのに、平気で点滴療法などで心肺に影響する薬剤を使用する・・・
モラルのない開業医が増えました。
美容外科は、皮膚外科です。外科ですから、どんなに慎重に行っても
ゼロにはできない合併症のリスクが必ずつきまといます。
血行障害や皮膚壊死、感染、血腫、肥厚性瘢痕、アレルギー・・・など
形成外科専門医は、これらのトラブルを、きちんとケアできるトレーニングを積んでいます。
ベンクリニックで手術を受けていたゲストの方で、不幸にも合併症で、心労をお掛けし、大切な時間を浪費させてしまい、申し訳がない思いでいっぱいの方も、実際におられます。
しかし、我々は、形成外科専門医として、「取り返しのつかない」合併症を避ける、経験と思慮分別を備えています。
結果として、必ず、満足していただけるまで、リカバリーのための修正やアレンジを加える、「余裕」を残しています。
実際に他院の施術の、リカバリーを希望されて来院されるゲストが、今年は、本当に増えました。
特に「プチ整形」と呼ばれる施術は、皮膚外科の経験が浅いドクターでも、甘くとらえて、ドンドン手を出されます。そのためか・・・
#フィラーの種類の選択と、注入する深さを誤って、凸凹になった下眼瞼を何例もリカバーしました。
#ACRで顔面全体が、皮下出血と腫脹で、パンパンになった状態で泣きついて来られた方もおられました。
#血腫や感染症で皮膚壊死を生じた場合に、形成外科的な再建手術ができないため、酷い障害を残してしまっている方もおられました。
#腋臭症の再発手術は50例を越えてると思います。実際、皮弁法で開けてみると酷い状態で、アポクリン腺が全く取れていないものもあります。
実際に、当該クリニックの広告やホームページを見ると、良いことずくめのお話しばかりです。自分を名人と自画自賛です。
何故、このクリニックの、このドクターにやってもらう気になれるのだろう・・・と、不思議な気持ちになるばかりです。良識があれば、詐欺っぽく、気持ち悪く感じるはずなのに・・・?
繰り返しますが、当院でも合併症はあります。しかし、適切に対処できるかどうかに尽きます。
形成外科専門医には、失われた組織を再建するノウハウがあります。
クリニックを選択される場合に、「美味しそうな話」と、調子の良い「営業トーク」に心を奪われずに、基本的に、人間として「大人」であるか、医師として通常の皮膚外科の診療をきちんとこなしてきた「経験」があるのか・・・皆様の良識を応援することしかできません。
安くて、安全で、良いもの・・・があるのなら、間違いなくすべてのクリニックで採用されているはずです。
自画自賛クリニックだけが採用しているはずがありません。
品質の維持にはコストがかかるものです。
「無い物ねだりはやめましょう」
後戻りを考慮した、過矯正
将来の修正を考慮した、組織の扱い
これらの
<実力をともなった、さじ加減>
こそ、
美容外科医師に必要な、キャリアと考えます。
Posted by 管理者 at 10時37分 パーマリンク
2009年12月25日(金)
ウェルエイジング・パートナー [メルセデスベンツW113]
愛車のニックネームは
<ニコレイ君>
250SLなので2(ニ)5(コ)0(レイ)君です。
2500ccなので250ですが、
エンジンは2800ccに交換済み。
1967年生まれ、エイジングの坂道を下っている、真っ最中。
(ちなみに僕は1958年生まれのビィンテージ)
初日の700kmドライブの途中で、雨に遭いました。
ワイパーを動かすと、ブレードのゴムがちぎれていて、全く、水滴を拭き取ってくれません・・・
ウインド・ウオッシャー液を出そうとすると、2方向のうち1方向だけ、申し訳なさそうに、チョロリ・・・その後、なしのつぶて???
ソフトトップとフロントウインドウの隙間から、そよそよと風が漏れてきます。
早速、シルバースターにドッグ入り!!!
そう!、ニコレイ君は中年で老化の坂道を下っている、僕のパートナー
きちんとケアして上げないと・・・
ワイパーブレードを新品に。
朽ちて破損していた、ウオッシャー液のヒンジプラスチックも交換。
幌回りのウェザーパッキンも、丁寧に、当たりを診ながら、調整。
42年も頑張ったんだから、ゴムやプラスチックが朽ちているのは当たり前!!!
これを、故障と感じる人は、ウェルエイジングには携われません。
高齢者に向かって、
「おたく、白髪目立ちますな・・・」
とか
「腰曲がってますね・・・」
とか、言わないですよね
預かってもらっていた、
ハードトップを装着してもらい、帰路へ・・・
ハードトップは、5OKg以上あるので、大人2名で脱着します。
ウェルエイジングパートナー
の実践
ニコレイ君、お互いに、頑張ろうね
Posted by 管理者 at 12時34分 パーマリンク
2009年12月24日(木)
長いつき合いになる予感です [メルセデスベンツW113]
1カ月ぶりの更新になりました
伝えたいことが、ありすぎて、
周囲の人に、話たり書いたりしすぎているうちに、コラムまでたどり着きません
結局、日常の戯れ言になてしまい、申し訳ありません
今日は、僕の新しい愛車の紹介です。
男子のご多分に漏れず、
僕も<オイリーボーイ>宜しく、
10台以上を、改造しながら乗り継いできた
車大好き少年?
です。
<縦目のベンツW113>
昔から、憧れていたものの、実際に巡り会う機会がありませんでした。
この度、ふっとしたきっかけで、<シルバースター>さんというオールドメルセデス専門店に御縁をいただきました。
レストア中のW113を、一目見て、頭の中まで痺れました。
<一目惚れ>です。
翌日には、必要書類と実印、銀行印を持って、購入申し込み。
それから、毎日、あらゆるメディアでW113のことを調べ、
雑誌を買い漁り
ミニカーも6台集めました。
W113は、映画でも、多く採用されている、名タレントです。
リチャード・ギアの<別れ路>では、
主役級の活躍です。
上記リンクの動画を見られる男子は
御注意ください。
間違いなく、W113が欲しくなります。
キムベイシンガーの<ドア・イン・ザ・フロア>でも、良くお似合いでした。
上記リンクを観られる、車好きの女子は
御注意下さい。
必ずW113が欲しくなります。
昨日の納車風景です。
シルバースター代表の岸本さんと、バンザイ!!!
ALWAYS 3丁目の夕日
宜しく、セピアカラーで御紹介します
愛車は、1967年モデル
250SL(改)
で、僕のオーダーでエンジン・ミッションを積み替えてもらいました。
車好きの男子は、運転が苦になりません。
オーバーホールしたての真っ新のエンジンなので、
早速、3000rpmでの定回転走行を700km
昨日中に済ませました。
午前中に鳴門まで往復で軽く200kmほど
一度、クリニックで仕事を済ませてから
19時から3時まで、岡山、瀬戸大橋、高松、鳴門、淡路経由で、一回り500km
軽い軽い・・・(笑)
本日、早朝に帰宅して、はじめて我が家のガレージに落ち着いた、愛車でした。
これから、長いつき合いになる予感です・・・
子供達に、乗り継いで上げたいと思える
名車に出会えて
至福の2009年クリスマスでした。
Posted by 管理者 at 11時20分 パーマリンク
2009年11月09日(月)
さよならパンダ [ファミリーのページ]
今から、10年前
長女の陽香を妊娠中に我が家にやってきた、フィアットのパンダ
ジウジアーロ・デザインの、本当に「可愛い」という言葉がピッタリの車でした。
ナンバーは神戸 2647
丁度、親友が医学部を再受験するときに納車され、
「二浪しな:ニローシナ」
とは、縁起悪いな・・とクレームされたのも、懐かしいです。
神戸ナンバーのパンダは
赤ちゃんの陽香を乗せ、日本中を走りました。
はじめてヨチヨチ歩いた、御殿場のホテル
四万十川の沈下橋の風景にも、パンダはピッタリ
まだ、若かれし頃の父さんは、いつも床までアクセル全開・・・
高速では170km/hキープ。
ホイール、マフラー、ショックアブソーバー・・・すべてチューニングされています。
パンダは嫌な顔ひとつせずに、いつも、御機嫌でした。
故障らしいものも皆無
その後、家族がドンドン増えた我が家の歴史を全部知っているパンダ
家族全員が、お尻に、パンダのシートの感触を覚えています。
自宅の車が、大型に代わり、クリニックの駐車場で、保管しながら、時々、社用で、コンシェルジュの古賀君が、使用してくれていました。
この度、クリニックにキャンピングカーの「ドリーバーデン」がやってきて、社用車を2台も維持することが困難に・・・
10年間の間に、フルモデルチェンジされ、こんなに可愛い車が、世の中から無くなりつつある、この時世・・・
何とか手許で維持して、子供に引き継いであげたいと考えていましたが、贅沢ばかりもいえません。
子供が免許をとるまであと8年間・・・立派なビンテージカーとして維持することは、難しいと判断しました。
幸い、車が大好きな、人から、求められて、次のオーナーのもとへ・・・
愛車を手放すのは、本当に辛いことです。
嫁ぐ日の前に、家族全員で、パンダに「ありがとう」を言いに行きました。
久しぶりの再会に、パンダも子供達も、嬉しそう。
目頭がジーンと熱くなります。
さよならパンダ
そして
ありがとうパンダ
陽香が免許をとるまで、現役なら、また再会しよう。
必ず、探すから元気でいてね・・・
Posted by 管理者 at 15時01分 パーマリンク
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