2010年09月10日(金)
52歳の読書 [クリニックにて]
本日で満52歳になりました。
皆様、いつもいつも有り難うございます。
遅咲きの30歳代から始めた読書は、今や人生に欠かせない楽しみです
自宅に3000冊
クリニックに1000冊
いたるところに本があります。
自宅のベッドの上には・・・6冊積んでありました。
そのうち4冊は2回以上読了したものですが、
何度でも読み返したくなります。
寝床での読書は至福の時間です。
そして
最高の「睡眠剤」です・・・(笑)
最近、心に残った言葉は
道元禅師の
「放てば、手に満つる」
永平寺 宮崎貫首の
「悟りとは、平気で生きること」
鈴木大拙先生の
「分析と統合」にある
「自ずから、然るべき、あるがままを受け容れる」
も、常に頭から離れない言葉です。
書斎か診察室か
区別がつかない状態です・・・
音楽も人生の楽しみには欠かせませんよね
小学校からギターはいつも友達
アルトサックスは成人してからの友達・・・
迷惑になるので
スタッフが帰ってからの、一人コンサートしかやってませんが・・・(笑)
そして、スタッフからのお祝い
綺麗なお花
ワイン
オーダーメイドのバースデーケーキ
そして、
敬老???の
「ミニ盆栽」
楽しい人生を応援してくれるスタッフには
本当に感謝・感謝です。
皆さん、いつも有り難う
読書と音楽以外に、
診療ですか・・・???
ハッハッ
や・・やってますよ・・・ハイ(汗汗)
帰宅すると
子供達が、バースデーケーキを前に
ワイワイやってました。
プレゼントは、4人からの似顔絵・・・
なぜか、特徴をバッチリつかんでます
家内は
「とにかく、下ぶくれに書くと似るのよ」
と・・・
有り難うございました
Posted by 管理者 at 16時22分 パーマリンク
2010年08月04日(水)
「知ってる」ことと「できる」ことは・・・ [美容医療界]
ご無沙汰しております。
本日の話題は「フィラー」です。
「フィラー」というのは、注入による治療です。
ヒアルロン酸
コラーゲン
ポリ乳酸
ポリアクリル 等があります。
注射器で皮膚の中に注入します。
刺入した針先は見えない分けですから、局所解剖の知識が大切です。
目元
法令線
口唇、口元
額、こめかみ
オトガイ 等に治療することがほとんどです。
形成外科専門医は、
顔の外傷、先天性異常、再建を通じて
上記の全ての場所、すなわち、フィラーを注入する部位に実際にメスを入れて手術することを実践してきました。
実際に皮膚の断面や皮下組織の状態を、
直接に触れて「認知」している
ことになります。
血管や神経は、解剖図とは、大違いです。
走行は立体3次元ですし、太さや針が触れたときの振るまいも、実体験として理解しています。
フィラーを血管内に誤って注入した医療事故
を聞く度に、
学生の解剖実習以来、メスを持たず、
実際の皮膚の下の血管走行を見たこともないドクターが、
誤って注入するのも当たり前か・・・
とため息がでます。
先日、眼科のドクターが手術の見学にお越しになりました。
下眼瞼リフト+眉下切開による上眼瞼リフトです。
下眼瞼を切開して、眼輪筋、眼窩隔膜、眼窩脂肪、
そして
「老け顔」の主因になっている、頬の筋膜と眼窩縁の三角に凹んだ溝(ゴルゴ・ライン)
の構造を、皮膚を切開反転して実際に見ていただきました。
Ben:「先生、ここの部分にフィラーを、この凹みの形に注入しなければいけません」
見学医師:「うわぁ、私には、できそうにありません・・・」
フィラーでゴルゴ・ラインを改善するには、上記の三角形の溝に注入しなければいけません。
我々は、普段から手術で実際に立体解剖を見ているので、皮膚の上からでも、何とか、適切な注入部位を探り当てることができます。
実際に、下眼瞼リフトのような手術を行っていない、皮膚科を含めた他科のドクターが、解剖図のイメージをもとに、フィラーを注入されていることに
「勇気があるな〜」
と思います。
はっきり言って、難しいです。
実際に立体構造を理解していても、難しいです。
例えば、僕がチワワの解剖図を持っていたとして、
愛犬のチワワの顔に「フィラー」を注入することは、難しくてできません。
たかが、注入なのだから、適当に「膨らみ具合」を感じながら、その辺りに注入すればOK!
とは、考えられません。
経験則で、「結果OKなら、いいんじゃないの!」
にも、納得できません。
そんなドクターに限って「名人」を自称しています。
上記のヒトのゴルゴ・ラインにしても、実際に、質感の全く異なる
眼窩隔膜と表情筋筋膜と皮膚
のトライアングルに注入するフィラーの選択には、本当に心をくだきます。
法令線、口周囲も同様です。
多くの皆さまが、広告を見て、
フィラーの名前と価格
を比べておられますが、
「本質」を外されているとしか、言いようがありません。
どの部位に、どの種類でどの硬さのフィラーを、
どの方向から、どれだけ注入するのか・・・
実際の手術で立体解剖を熟知している、形成外科専門医にお任せいただければ幸いです。
「知っている」ことと「できる」ことは違うと思います。
水族館の「魚博士」に
「お寿司」を握ってもらおうとは思わないのではないでしょうか?
Posted by 管理者 at 14時01分 パーマリンク
2010年05月28日(金)
<オリジナル>? 美容医療の品格 [美容医療界]
ぼやきます。
美容広告で
「オリジナル」
という言葉が目につきます。
差別化を明らかにしたい「商売」からでている言葉です。
例えば、二重瞼の手術
埋没法なら、
ラインを造りたい皮膚の浅い真皮部分と
挙筋で引き上げられる組織を糸で留める・・・それ以上でも以下でもありません。
それだけです。
皮膚側と結膜側で高さを変えたり・・・
腱板に一部掛けたり、挙筋腱膜に掛けたり・・・
または複雑にジグザグに通してみたり・・・
点にしたり線にしたり、長方形にしたり台形にしたり・・・
腱板法だから糸が結膜側に露出して危ない???
コマーシャル用の議論に思えます。
腱板法でも、粘膜の下に糸を埋め込んで露出させないのが
当院での工夫です。
医師である限り、誰でも工夫することです。
昔から行われてきたテクニックです。
オリジナルではありません。
当然、ある人に行う手術は
色々の方法を組み合わせて行うべきですし、
実際に一人の患者様に、上記のテクニックを組み合わせて行うのが通常です。
オリジナルというには、到底およびません。
オリジナルの○○○法・・・???
あり得ません
美容医療の品格を考えさせられます。
独自の工夫を加えない手術など、あり得ません。
使用する器具や材料を変えただけで、オリジナルではありません。
切開法の重瞼ならば、
刃物のメスをつかうか、高周波メスを使うか・・・
切開線より睫毛側の、皮下組織をとるのか、とらないのか・・・
眼輪筋は、温存するのか、一部でも切除するのか・・・
眼窩隔膜と眼窩脂肪をどのように整えるのか・・・
腱板前組織をどの程度温存するのか・・・
挙筋腱膜にはステイするのか、しないのか・・・
一人一人、基本解剖は同じですが、位置関係や脆弱さなど、組織は全く異なります。
一人一人に、臨床経験から工夫の限りを尽くして行うのが手術です。
広告で、<独自のオリジナル・テクニック>という言葉を目にする度に、
興味を持って調べてみると、
良識と経験のある外科医なら、誰でも、行っている工夫・・・
もしくは、行ったが、不都合があるので止めた・・・医療がほとんどです。
痛み、出血、腫れなどを少なくする工夫は、医師の常識です。
<独自の工夫>を組み合わせるのが「手術」です。
オリジナルの○○○法・・・
が、医学会などを通じて、同業の医師から、
まさに革新的なオリジナルと認定されるなら、
論文で「引用」されるようになります。
他の医師が、その言葉を「引用」するようになります。
過去の常識と異なる方法なら<オリジナル>認定です。
オリジナル?
言ったものの勝ち・・・???
恥ずかしくないのでしょうか?
当院のゲストや家族が、
広告で見かけた<オリジナルの○○○法の手術>
を受ける・・・と相談をされたら
羽交い締めをしてでも、制止します・・・(真面目)
過去から存在する工夫に、独自の工夫を加え続けているクリニック。
<オリジナル>ではなく、
むしろ
進化し続けているので、前回の手術がすべて、過去の方法と考えているような、
クリニックにしなさい!
とアドバイスします。
美容医療や抗加齢医療の
<品格>
を、下げ続ける、
<ビジネス系クリニック>
が、後を絶たない現状を憂います。
Posted by 管理者 at 11時25分 パーマリンク
2010年05月24日(月)
紳士虎&獏虎 [休日に・・・]
iphoneのアプリケーションの陰陽占星術
で
自分を鑑定してみました。
僕自身20代から40代まで、四柱推命の勉強をかなりやりましたが、このような考胤流の鑑定表現は初めてです。
<庚寅><正官>に対しての鑑定は
理想を追う潔癖虎
この星命は寅の熟年期に当たる生命で、寅の仲間では3番目に若い
中堅の生命体でありバイタリティに富んだ青臭い壬寅とは異なり、
自立心 に溢れた大人の生命である。
辛卯同様にお堅い松柏木の生命であって、
頑 固な事は柘榴木の生命(辛酉と庚申)にも比肩するが、意思が堅いだけで
訳の分からぬ蒙昧な頑固さでは無い。
大盛な行動力を誇る活発な寅の生命 を、紳士にしたような人間で「紳士虎」と呼ばれる生命だが、
常に最高の 理想郷を夢見ている所から「獏虎」とも呼ばれる。
大変な律儀者で礼節を 重んじる寡黙な寅であるが、自己の是正にあくせくしながらも自己の信念 を決して譲ろうとしない意思の厚き生命である。
少数の正官寅は絵に書い たような生真面目な人間で義理がたく中興の獅子として信頼に足る生命で あるが、多数派の偏官寅は自己の夢に忠実な武官で邪魔する者には戦いも 辞さない肝っ玉の座った生命で、ある。
いずれも自己のスタイルをコロコ ロ変えるような人間ではなく、
腹を決めて覚悟を定めた感の深い生命と言える。
大儀を重んじる忠実な正義漢である事は美徳だが、いかなる不正も
許さないという警察犬の如き潔癖症はいかがなものだろうか。
というものでした。
確かに、理想のクリニックをつくろうという信念で7年間やってきたことは確かです。
「義を明らかにして、利を計らず」
を座右の銘にしていることは、鑑定から外れていません。
自立心に溢れて、大盛な行動力を誇る活発な大人の寅・・・
<紳士虎>
<獏虎>
<正官寅>
<警察犬>
ですか・・・
2010年、寅年に
大いに「吠えたい」
と思います・・・(笑)
Posted by 管理者 at 14時17分 パーマリンク
2010年05月17日(月)
新選組リアン&サーターアンダギー [クリニックにて]
ご無沙汰しております。
もう、コラムやめはったんですか・・・???
と、叱咤激励を頂いておりましたが、
前回、コラムで申し上げましたように、多忙を極めるスケジュールで、
伝えたい「本音トーク」は数々、浮かびますが、
落ち着いて、キーボードに向かう時間が・・・・
言い訳はこれくらいにしておき、
先日、新しいコスメシリーズ
「Dr.Ben Dーstyle」
のプロモーションで、
新選組リアンの國定君
と
サーターアンダギーの松岡君
が、
アネックスに体験施術と
Dr.Benとの対談収録に来てくれました。
30歳はなれていますから、完全に親子対談でしたが、
國定君は、僕の「メソカクテル」を受けてもらい、毛穴がなくなることを実感してもらいました。
松岡君は、フォトRFのSRAヘッドを受けてもらいました。
こちらも、ニキビ痕の発赤に即効性を実感してもらいました。
2人には、アロマジャグジーとインディバも体験してもらい、
当院アネックスを十分に堪能してもらえたと思います。
スタイリスト、ヘアメイク、カメラマン、ライターの皆様、
お疲れ様でした。
明後日の19日には、東京ビッグサイトで
新選組リアンのメンバー5人全員と一緒に、ステージでイベントがあります。
僕は、彼らのファンの皆様に、踏み倒されないように、
「逃げ腰」で対談に臨むつもりです・・・(笑)
Posted by 管理者 at 13時44分 パーマリンク
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