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2011年05月17日(火)

原子力事故の実態(9):チャイナシンドローム [クリニックにて]

画像(180x180)・拡大画像(300x300)

アマゾンで1086円です

チャイナシンドロームという映画があります。
1978年ですから33年前の映画です。
公開の12日後に「スリーマイル島原発事故」が起きた、奇跡のタイミングの映画でした。
早速。取り寄せて鑑賞しました。
「驚愕しました!」
「映画が現実になっている!」
「利潤のためには隠蔽、隠蔽、詭弁」

たかが一企業の利益を守るために、危険を無視して原発を推進した結果の悲劇の話です。
わが国の原発推進とも、気持ちが悪いくらい一致しています。
嘘をつく東電と無能・無策な政府、
また原発を輸出・輸入している企業、何よりも、学者の設計は正しくても、現場で設計図通りに造られていることはない事実です。
設計図は、たかが机上の計算です。
部品には不良品もあり、組み立てや溶接も100%の仕事はあり得ません。
物作りに100%はあり得ない常識すら、忘れてしまったら、わが国は滅びます。

今回の事故後も、計器の故障を言い訳に、東電はデタラメの有利な結果ありきの報告を繰り返しています。
東電の計測機器は、東電の都合の良いように
#必要な計器はいつまで経っても足りない
#都合の良いデータは計測が正しいと予測する
#都合の合わないデータは計測ミス、もしくは計器の故障という

結果、最初から冷却水はだだ漏れで、とっくに炉心が露出しているのに発表せず、数日後にはメルトダウンしているのに、2ヶ月間隠蔽して、にっちもさっちもいかなくなってから、メルトダウンを渋々発表するも、まだ、
<可能性>の域と、お抱え学者は東電をサポートしています。
茶番劇も通り越しています。

密室事故の隠蔽体質・・・救いようのない日本のリーダーの姿です。

<チャイナシンドローム:あらすじ>:wikipediaより
キンバリー・ウェルズ/Kimberly Wellsはアメリカの地方テレビ局の女性リポーター。普段は日常のたわいもないニュースを担当していた彼女だったが、ある日ステップアップのチャンスが巡ってきた。原子力発電所のドキュメンタリーの取材を担当することになったのだ。
彼女はカメラマンのリチャード・アダムス/Richard Adamsとともに原子力発電所の取材に赴く。取材でコントロールルームを見学している最中に、原子力発電所は何らかのトラブルを起こしたようだった。そこは撮影禁止の場所だったにもかかわらず、アダムスは密かにそのときのコントロールルームの様子を撮影していた。
何が起きたのか分からなかった二人は、そのフィルムを後日原子力の専門家に見せると、専門家からはこれは重大な事故が起きる寸前ではなかったかと伝えられる。しかし発電所からはトラブルに関する何の発表もなかった。
ジャック・ゴデル/Jack Godellはそのトラブルの当事者だった。彼が計器の表示間違いに気づき、危ういところで大惨事を免れていたのだった。
取材後、発電所の近くにあるバーでウェルズとゴデルは知り合う。原子力発電に疑問を投げかけるウェルズに対し、原子力発電の必要性を訴えるゴデル。しかしゴデルも先日のトラブル後の対応から、わき上がる疑問を押さえることが出来なくなっていった。
ゴデルは過去の安全審査資料を調べ直してみることにした。すると、先日のトラブルに繋がる重大な証拠を発見してしまった。今すぐ発電所を止めないと大変なことになる。そこでゴデルはとんでもない大胆な行動に出ることにした。ウェルズを 呼び出し、このことをマスコミで広く知らせようとしたが……。
原発の取材中に事故に遭遇した女性リポーター。ずさんな管理に気づいた原発管理者。利益優先の経営者。真実を伝えようとするリポーターのジャーナリスト魂と、安全な原子炉運転を願い命を懸ける技師の技術者魂。明日にもおこりうる原発事故を描いたサスペンスアクション映画。

<チャイナシンドローム>:YOU−TUBE

アマゾンで1086円で購入できます。
安全神話の陳腐さを知るのに、絶対お勧めです。

Posted by 管理者 at 11時50分

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