2006年08月01日(火)
美容医療界の危うい真実 [シリーズ4] [美容医療界]
とても痛い「無痛麻酔」?
僕の知り合いの美容業界の編集ライターに聞いた話です。
そのクリニックでは「無痛麻酔」を売りにしていましたが、「無痛麻酔」というのは少々の手間と
時間が掛かります。その手間と時間を省くために、そこの医師は患者さんが手術台に横たわってから「無痛麻酔は別途料金が掛かりますが、普通の麻酔でもたいした痛みはありませんよ」と切り出し、何と当院では絶対に使用しない23ゲージという太い注射針で "ブスブス" 突き刺すそうです。
カウンセリング時とは違う内容を急に手術台の上でたたみ掛けられても
訳がわからないですよね… 実に困った話です。
一般に、無痛麻酔と称する「鎮静」には「笑気ガス」を使用することが多いと思います。
僕も口腔外科医として臨床をしている頃に、何度か「笑気ガス鎮静法」を行ないましたが、
鎮静レベルの調整に相当の経験と管理能力が必要だと理解しています。
ベルトコンベア方式で手術を回しているクリニックでは、取り入れることが難しい方法だと
思います。
では、次回の美容医療界の危うい真実[シリーズ5]をお楽しみに…
Posted by 管理者 at 17時00分
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