2015年09月14日(月)
クリニックヴィータのHPについて(6):糸をつかった「切らないリフトアップ」」の本当の適応について [クリニックにて]
9月10日で57歳になりました。
ダイヤモンド経営者倶楽部の会合で、お祝いをしていただきました。
クリニックのスタッフからは、それぞれに「お手紙」をいただきました。
書いているときのスタッフの心情を察すると・・・
「ワクワク」しながら?
「プレッシャー」に感じながら?
「面倒くさい」と思いながら?
「大人のフリ」をしながら?
心を開けずに「お約束!」の定型文?
リップサービスに隠されたスタッフの心を
楽しませていただきました(笑)
書斎にかかげてる座右の銘は2つ・・・
「泰然自若」
と
「岩もあり木の根もあれどさらさらと たださらさらと水の流るる」
今年は、極めたいです。
<ページ10>
<糸をつかった「切らないリフトアップ」の本当の適応について>
「切らないリフトアップ」は、いつでもゲストの注目の的です。
医療用の糸をつかった手術には長い歴史があります。
クレオパトラが「金の糸」で若返りをしていた・・・のも有名な話しです。
ケーブルスーチャー、アプトス、ワプトス、カンタースレッド、ハッピーリフト、3Dリフト・・・等々いろいろな手術を経験してきましたが、糸につけた小さなトゲで皮下組織を引っかけてリフトするという考えは好ましくないことが分かりました。
「糸で引き上げる」という考えが間違っているのです。
引っかかり程度では、数ヶ月以内に後戻りしてしまいます。糸はボリューム効果で張りを出すように使うのが好ましい考え方です。
いわば、弛んだ皮膚に対して、ハンモックのように支えてたりテントの屋根の梁(はり)のように、しぼんだ皮膚を持ち上げるという感覚です。
「自分流」では、医療用の数センチの極細吸収性の糸を使用した「ショッピング・スレッド」が最も好ましい手術と考えています。
この手術を啓蒙されておられる医師自身が、「どんな方向でもいいから、とにかくたくさんの糸をいれることが効果的です」と講演されているようですが、納得できません!「自分流」では、フェイスリフトで得られた知見を活かして内から外、下から上へと糸を入れていきます。
1本1本の糸を止血剤に浸してから使用しています。工夫の効果ははっきり結果に現れます。
少しは腫れますし、皮下出血斑が全く出ないわけではありませんが、当日でもマスクをする程度で本当にショッピングにでかけられると思います。
頬やこめかみなどのボリュームが減少した部分に張りが出て、たしかにリフトアップしたように見えます。
毛穴が目立たなくなり、皮膚の肌理まで整います。
法令線やマリオネットライン、さらにゴルゴラインなども改善できます。
通常、全顔で100本程度の糸を使いますが、部分的に数本ずつの施術にも十分応用できます。
適応部位と改善メカニズムを正しく理解して手術すると良い結果が得られて、それが2年ほど維持できる優れた手術です。
Posted by 管理者 at 16時11分
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