2007年03月17日(土)
誠実な姿 [クリニックにて]
新幹線に乗ると、富士山を観るのが楽しみです。
孤高の山、静かでなだらかな立ち上がりが好きです。
今回の東京出張でも、素晴らしい富士山に
会えました。
子供のように、座席に膝で立ち、その姿が見えなくなるまで、窓に顔を押しつけて見とれます。
僕は富士山に「誠実」を感じます。気持ちが「凛」とします。
嘘だらけの誇大広告、美辞麗句の洪水、素人の錯覚を誘う「確信犯」詐欺・・・
僕の自宅でも最近、「もう、いい加減にしてくれ!」と言いたいような数々の美容クリニックの広告が目につくようになりました。
医師としての本業を忘れて、自分の専門としてきたこととは関係ない美容医療をしようとしている「ドロップアウト医師」達の「二重価格」「赤札」商売路線には、うんざり・・・という気分です。
形成外科のトレーニングなど何もしていないのに形成外科を標榜しているクリニックにも、???です。自分や家族のケガはきっと「本物」の形成外科にかかるのではないでしょうか・・・医師のキャリアを何も知らない患者様には迷惑なことだと思います。「形成外科」はサブで標榜する科目ではないと思います。きちんとしたトレーニングを受けた形成外科専門医が標榜すべきだと思います。
久しぶりに富士山を観て、嘘のない「誠実」な姿にホッとしました。
最近、知り合いの先生(医師)の方のお子様のケガを診させていただく機会が続きました。同じ医師から信頼されることは嬉しい限りです。
形成外科医の本分と、形成外科の一部である美容外科を「誠実」にやっていきたいと思います。
Posted by 管理者 at 13時13分
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