2007年02月27日(火)
専門医について [美容医療界]
先日、他院でトラブルがあって当院に来院されたゲストの方から、僕のコラムで見かけた「専門医」について尋ねられました。
「マスコミや雑誌で評判が良いと書いてあったので受診したら、質問に対して専門的な説明がないまま、レーザー治療をされた・・・」とのことです。
あとで調べると、皮膚とは全く関係ない診療科出身の医師だったようです。
その後、僕のコラムで「専門医」という制度を知ったそうです。
マスコミや雑誌は「メディアとしての約束事」で成り立っています。
役者やタレントに素顔が別にあるように
必ずしも真実の姿が伝わるものではありません。
昨日、僕のコラムの中で記事ごとのアクセス数をチェックしたら、「標榜」「専門医」などの医師のキャリアに関するものが上位にありました。
美容医療界の危うい真実<シリーズ1・シリーズ2><医師のキャリア>
美容に関しては、まだまだ「イメージ優先商法」が通用している業界です。
皆様の大切なお体を任せる医師の経歴は是非きちんと調べていただきたいと思います。
専門医の一般知識については「日本専門医認定制機構」で、
皮膚領域関連科の専門医に関しては、各学会のホームページで検索できます。
形成外科学会専門医
皮膚科学会専門医
皮膚に関連する診療をするには、どちらかの専門医を取得していることが好ましいとする意見があります。規定のトレーニングを完了している専門医とそれ以外では、深刻なトラブルや合併症が起こった時の対処に差が出ることが考えられます。
美容外科については、同じ「日本美容外科学会」という名前の団体が2つあり混乱を招いています。それぞれが別々の活動をしているので、国からは正式に認可されていません。
形成外科専門医を正会員の条件としているJSAPS・正会員と
医師なら誰でも入会できるJSAS・会員リストがあります。
その他、手術の関連科として
麻酔科学会認定医<専門医<指導医
ベンクリニックでの管理麻酔は、指導医以上の資格のある信頼できる麻酔医にお願いしています。
皆さんが治療を受けている医師の専門科目とレベルをチェックすることは、思わぬトラブルを避けるためにも大切なことだと思います。
Posted by 管理者 at 14時10分 パーマリンク
2007年02月26日(月)
シミ治療に保険は適用できません。 [美容医療界]
加齢によるシミのレーザー治療には健康保険は適用できません。
僕の尊敬する、西宮の皮膚科のT先生も御自身のコラムで、憤慨されています。
当ベンクリニックでも同じく「・・・・皮フ科では保険でシミを治療してくれるのに。こちらのクリニックはおかしいですね」と、言われることがあります。
おかしいのは保険を適用している先生です。ある意味で保険金の詐欺です。
僕は幸いなことに健康で、ここしばらく自分の健康保険を使用していません。しかし掛け金は毎月支払っています。僕が使わなかった保険金が、違法のドクターのシミ治療に回っているかと思うと・・・やるせない思いです。
美容目的のシミ治療に保険適用するのは、止めてください。
自費診療でお願いします。
Posted by 管理者 at 14時13分 パーマリンク
2007年02月21日(水)
美容医療医師のトレンド [美容医療界]
日本抗加齢美容医療学会という組織があります。
理事長の
東京女子医大附属青山女性医療研究所美容医療科
教授 若松信吾 先生
のメッセージが現在の美容医療界のことをよく言い当てていると感じたのでリンクしてご紹介いたします。
美容外科を標榜するにあたって、形成外科のトレーニング(専門医を取得するまで正式な施設で6年間以上修行する)が必要であることが、カリスマ美容外科医師のご子息の動向で理解できると思います。
下記をクリックして、
<美容医療医師をめざす医学生の皆様へ> 若松信吾先生
是非ご一読下さい。
ご参考までに
日本形成外科学会
日本美容外科学会
Posted by 管理者 at 12時20分 パーマリンク
2007年02月17日(土)
近江散策:その2 [街道をゆく<プチ>]
近江八幡をあとにして、琵琶湖の東岸の湖周道路を北上して彦根へ向かいました。兵と物資を水路を使って速やかに目的地に運ぶために、戦国武将が湖畔に城を構えた気分が伝わってきます。
築城400年祭の準備中だった、
彦根城を訪ねました。
外濠と中濠を橋で渡り
愛(車)馬を大名庭園玄宮園の傍に繋いで、
徒歩で登城です。
水を上手く引き込んで外堀に使い、天然の要塞が出来上がっています。
徳川四天王に数えられる、井伊直政は14歳で家康に見いだされ、子飼いの猛将として大いに活躍しました。「井伊の赤備え」と呼ばれる、朱色の具足に身を固めた凛々しい美男子、直政。
戦国武将の中では珍しく「衆道(男色)」を好まなかった家康が、美男子の直政だけは愛したという話も残っています。
関ヶ原の後、井伊家は、西の島津、毛利に対する見張り役として、徳川家に忠誠を尽くしました。東国の守りとして彦根城の造りは秀逸と感じました。多くの兵を一同に戦の準備をさせるのに充分な広がりがあります。島津の押さえには肥後熊本城をはじめ、東国に向けて数々の守りの城がありますが、彦根城に東軍を集結させれば食い止められただろうと、現地に立ってあらためて納得しました。
表門の右には、藩主が日常生活を送っていた表御殿が、博物館を兼ねて復元されています。奥向き御座之間に面して拡がる庭園を、桜田門外の変で倒れた13代当主、井伊直弼も眺めたのでしょうか・・・直弼の気持ちで臨んでみましたが・・・自分の凡夫さを思い知るだけでした。
観光保全されたキャッスルロードにある「千成亭 伽羅」で近江牛ステーキを楽しんだあと、
近江商人:堤一族の彦根プリンスホテルへ・・・大津プリンスと同じようにイルミネーションが・・・(気張って派手にしているのでしょうか?)。
スカイラウンジで、今回の<近江の街道>をもう一度、噛みしめました。
次は「壬申の乱」の足跡を訪ねてみようかな・・・と独りワクワクしています。
Posted by 管理者 at 16時32分 パーマリンク
2007年02月16日(金)
幸せも中くらいかな・・・ [クリニックにて]
今年の2月14日には、
小学2年生の娘が1人で頑張ってつくってくれたケーキとスタッフからのチョコレートを一気に全部食べ尽くしました。
2日経っても、ニキビはできません。
老化で皮脂腺の活動もダウンしているようです・・・
人生を粛々と消化しながら、小さな特別を積み重ねてゆきたいです。
幸せも中くらいかな おらが春 (一茶)
僕も一句、浮かびました。
すくすくと小さき幸を 重ね育く (勝人)
Posted by 管理者 at 11時13分 パーマリンク
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