2009年09月07日(月)
形成外科の縫合ー真皮縫合ー [形成外科]
われわれが、傷を目立ちにくくするために
縫う際に行う、大事な縫い方があります。
それは、真皮縫合と言います。
真皮縫合とは、その名の通り皮膚を作っている真皮という部分に
糸をかけて縫うことです。
ここでちょっと皮膚の構造について
皮膚は、二層の構造よりなっております。
表面に 外から、水分やばい菌が入らないように
また中から細胞の水分が失われないように
バリアーとしての膜の表皮
があります。
その下に 皆様の大好きなコラーゲンやエラスチンなどの
肌の張りを作っている繊維の集まりの真皮
があります。
このしっかりした組織である真皮同士を
縫い合わせるのが真皮縫合です。
この際に、糸の結び目が外から触れないように
内側から糸を通すのがこつになります。
また、少し盛り上がるように縫います。
Posted by 管理者 at 20時30分
トラックバック
トラックバックURL
http://www.ben-clinic.net/blog_dr/tb.php?ID=94