2009年09月19日(土)
わきが手術(皮弁法) [わきが(腋臭症)]
保険適応である皮弁法(剪除法)からお話してゆき、
次いでその経験と工夫を凝集したクワドラ手術について
お話させていただきます。
わきが手術で一番大事なのは、原因となる
アポクリン腺汗腺を出来る限り確実に
除去することであります。
このアポクリン腺は、わきの毛の生えている
部分に集中して存在しています。
このためにわきが手術の手術部位は、
わきの毛の生えている部分全体となります。
手術は通常局所麻酔で行われますが、
一部の大きな病院では全身麻酔で
行われることもあります。
当院では、このわきの毛の生えている部位に
直接、麻酔薬を注射する局所麻酔にて
手術を行います。
範囲が広いので、ただ麻酔すると麻酔の注射の
痛みが強いために、辛いです。
この痛みを緩和するために、当院の理事長である
卞医師は、3段階 麻酔に至りました。
第一段階として、塗る麻酔薬を塗布するのです。
また、少しずつお話してゆきます。
Posted by 管理者 at 12時58分 パーマリンク
2009年09月18日(金)
2009年09月15日(火)
胎盤エキス(プラセンタ)、ラエンネック [成院長からの一言]
本日、クリニックでは午後より全体ミーティングを行いました。
日本製物製剤より、穐西治男様を講師に迎えて、プラセンタ(ラエンネック)の勉強会を行いました。製剤過程から、安全性、昨今、話題になった狂牛病プリオンに対するリスクが事実上「ない」に等しいことなどを、スタッフ全員で再確認しました。穐西様、ありがとうございました。
一般の方では、2〜5アンプル(1アンプル=2cc)を1回に注射・点滴することを推奨するとのことでした。
驚いたことに最高では20アンプルされる方があるとか。これは特別で慢性関節リュウマチ患者さんの治療として使っているそうです。
当院のような抗加齢クリニック以外の一般クリニックでは、腕やお腹に2アンプルを皮下注射することがほとんどですが、ベンクリニックでは、3アンプルから5アンプルを点滴に入れるスタイルを御提案しています。
皮下注射は2アンプルが限界で、しかも、痛みが強いですが、点滴は快適です。当院スタッフの全員がプラセンタ注射を受けていますが、4アンプルが主流なので、圧倒的に点滴です。
プラセンタの効能は、多岐にわたります。
やる気、元気が出る・元気になる、肌の張りを出す、美白作用、肝臓機能の改善、新陳代謝の促進、自立神経系やホルモンなどの調節、免疫力を高める・・・など様々な作用があります。
また現在製剤となっているプラセンタの種類は、人はもちろん豚、馬の胎盤からも作っているものがあるそうです。これは一般的ではありませんが、植物由来のものもあると聞きました。現在の技術はすごいですね。
古くは古代クレオパトラの時代から若返りの妙薬として愛用されていたと言われています。まだプラセンタを受けられていない方、この効果を是非実感してみて下さい。
Posted by 管理者 at 02時10分 パーマリンク
2009年09月14日(月)
わきが(腋臭症) ―整容的手術 その他― [わきが(腋臭症)]
では、他の整容的な手術が悪いのか?
そういうわけでは、ございません。
術者の工夫により、よい手術もあると思われます。
判断が、難しくなります。
実際、見たことも無い手術のことをお話するわけにも
いきません。
その手術が、しっかりとアポクリン腺の除去できる
腋臭症手術と言える手術か否か?
この判定は、結果からの想像は可能です。
腋臭症の手術の合併症として
@ 毛が減ってしまう
A 汗が減ってしまう
B 術後、手術を行った場所に一致して
皮膚の色素沈着(色づき)や拘縮(突っ張り)
が、一時的だが出てしまう
を認めます。
程度の差はありますが、避けることはできません。
手術が、達成された証拠です。
ですので、上記の合併症が、術後に全くない手術
=完成されていない手術
となってしまいます。
合併症は、辛いものですが
”わきがの改善のための手術”という目的
からは、避けて通れません。
ですので、皆様が手術をお考えになられる際は
整容的手術は、当然ながら第一選択になりますので
(誰も傷を望みません。傷は無いのが一番です)
上記のことを知って、お考えください。
Posted by 管理者 at 19時25分 パーマリンク
2009年09月12日(土)
わきが(腋臭症)―整容的&結果― [わきが(腋臭症)]
この「TPSシェーバー・クワドラカット法」
元々は、整形外科の手術の器具です。
関節鏡手術と申しまして、肩やひざの関節内の
異常なじん帯等を削る機械です。
吸引する細い管の先に、回転しながら削る
刃物がついています。
この機械を使用することで
・5mmほどの小さな穴で手術が出来る
・アポクリン腺をしっかりと切除できる
ということが、可能になりました。
ただ、この手術にも難点があります。
刃物がしっかりしているために、
皮膚を上手に緊張させないと
吸引力で引き込まれた
皮膚も削ってしまいます。
要するに、熟練しないと、穴だらけになってしまうのです。
このことで、使用を止められたクリニックさんも
沢山あるとお聞きしています。
当院では、卞先生が、「匠」として、完全に使いこなしていますので、御心配なく。
何はともあれ
この「TPSシェーバー・クワドラカット法」の
おかげで、当院ではやっと整容面も合わせた
手術を行うことができるようになったのです。
ただ、整容的な手術とはいえ
5mmほどの小さな傷は、必ず残りますし
確実に、皮膚を薄く仕上げるので、
一時的に
術後にわきの拘縮(突っ張り)と色素沈着(色づき)
は出てしまいます。
もちろん、一過性ですから、時間経過で、確実にキレイになります。
薄く仕上げて、臭いと発汗を確実に押さえることと、直ぐに皮膚の状態が良くなることは、相反することになります。
同時には、実現できません。
時間差が出来ます。
「効果も確実で、傷跡も直ぐにキレイ」
そのような広告をさせるクリニックもありますが、
「あり得ません!!!」
美味しい話には、落とし穴があることを
御理解ください。
Posted by 管理者 at 15時36分 パーマリンク
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