2007年07月24日(火)
世界に先駆けてモニターに抜擢されました [美容医療界]
昨日、イタリアの一流メーカー(プロモイタリア社)から、今年の10月に世界発売開始予定の「新しいリフト用の糸」が、世界に先駆けて当院だけに送られてきました。
昨年のセミナーでメーカーのマネジャーに
「日本ではまず、芦屋ベンクリニックで使用して欲しい」
と、言われていたことが実行されました。
当院の「嘘のない確かな治療姿勢」が評価され、芦屋のこんなに小さなクリニックに、世界に先駆けて新製品をモニター領布していただき光栄に思います。
当院では昨年もFDAの認可を得たばかりのヒアルロン酸「ジュビダーム・ウルトラ」と「ジュビダーム・ウルトラプラス」を日本で初めて使用するモニターに選ばれました。
当院のモニターの結果「良好な使用感」と報告したところ
このヒアルロン酸はその後、爆発的に輸入されています。
実は、最近、お金を出して講習を受ければ誰でもできる事を、あたかも最速・最先端のように告示しているクリニックの広告に「またか・・・と」うんざりしていました・・・多くの良心ある医師なら考えるように、スタッフ施術などで結果を検証しないと、まだ患者様に応用するには時期尚早と考えながら「鬱々」していたところに
一流メーカーから新材料の「日本代表モニター」に選んでいただけた事で何か「スッキリ」しました。
今回の製品は当院でも一番多く行われている「V−トーシス」というスレッドリフトの方法に使用できる、両端に直針がついた両方向性の糸で、世界で初めて「吸収されるタイプ」のものです。
現行の吸収性の「ハッピーリフト」という糸はV−トーシスには使用できません。
やっと、理想のスレッドリフトに近づけたと思います。
日本で初めて使用する「重責」をしっかりと遂行したいと思います。
モニター領布分は、既に先着予約で終了しました。10月からは供給が開始される予定です。
先着予約に間に合わなかった方は、もうしばらくお待ちいただけますでしょうか・・・
Posted by 管理者 at 18時52分 パーマリンク
2007年07月23日(月)
ライブミュージックは手術のお手本です:Vol.1 [アフター20:00時]
手術や診療は音楽とそっくりな部分があります。
一流を見聞きして学ぶこと・・・
しっかりイメージをしてから始めること
イントロからエンディングまでの流れ・・・
そして、何よりもリズムと心身のコントロール・・・
月に一度は、ライブミュージックで心身をほぐすようにしています。
芦屋には「レフトアローン」さんがあるので、ライブを楽しむには不自由しません。苦楽園の「フラワー」さんのライブも肩肘張らずに楽しめます。
ライブを楽しんだ翌日の手術は、とてもスムーズに運ぶ気がします。
その他に、今年に入って、ステージライブを楽しんだのは・・・
「エリックアレキサンダー」:テナーサックスですが、指使いと音数の多さにビックリ・・・ライブを観た事を、僕のサックスの先生に羨ましがられました。
「スリーディグリーズ」:案内のパンフの写真は??十年前・・・楽しいステージでベテランのエンタテイナーでした。公演後「ハグ」してもらった感触がまだ残っています。
「シャカタク」:ラテンの香りのするボサノバBGM・・・楽しめました。
「ヴァネッサ・ウィリアムス」:Save The Best For Lastの1曲に尽きます。
「マリーン&本田雅人」:期待以上のボーカルの実力・・・でも、前に前にでる若さが・・・???本田さんのアレンジと管楽器は全部素敵でした。
「阿川泰子」:しなやかさが最高・・・うっとりさせられました。
明日、彼女のCDが2枚届きます。DVDがあればなあ・・・と思います。本当に素敵な女性ですね・・・
もちろん、時々全てのプレイヤーのCDを流してライブの感触を蘇らせています。
今年の「一押し」は日本が誇るベース奏者:藤原清登さんです。レフトアローンで聞きましたが、心から「痺れました」:サイン頂いたアルバム
「マッティナータ(朝の歌)」は毎朝、必ず聞きます。特に1曲目のマッティナータ・・・今は僕の中でこれを越える癒しの曲はありません。今も、コレを聞きながらコラム書いてます。
再来週はナベサダこと「渡辺貞夫さん」のライブ・・・オーソドックスだけど、楽しみです。
ライブ翌日のスムーズな手術・・・「特別予約」受付中です(笑)
Posted by 管理者 at 19時31分 パーマリンク
2007年07月11日(水)
リクエストが多いほど・・・ [クリニックにて]
前回のコラムを書いてから憂鬱な気分で過ごしていましたが、
昨日、ある男優の二重瞼修正が気持ちよく終わったので、少しスッキリしました。
最近、邦画やテレビドラマにも出演されているナイスガイで、お母様も宝塚のトップスターを経て、今も現役で舞台などでスターの座をキープされている素敵な方です。
お母様も3年ほど前から、役づくりのために「二重の幅」を変更する手術を何度か当院でさせていただきました。
息子さんにも「卞先生に、お母さんと同じ印象になるように、調整してもらいなさい」と、手術を勧められたようです。
元々、キレイな二重瞼ですが、
さらに「映像の世界で映えるように」というリクエストです。
もちろん「自然な感じ」も重要なポイントです。
皮膚側と結膜側の高さを変えて、結ぶ強さを工夫しました。
真っ直ぐ正視ではわずかに広く見える程度に。
少し伏し目では、男の色香が漂うようなアクセントのある幅に。
目を閉じたときには自然で分からないように。
リクエストが多いほど術者も気合いが入ります。
何とか期待に添える手術ができたと思います。
何よりも女優のお母様が、大切な息子さんの手術を任せてくださった事が嬉しく思います。
形成外科医冥利に尽きます。
ありがとうございました。
Posted by 管理者 at 15時25分 パーマリンク
2007年07月10日(火)
勘違いは後を絶ちません・・・ [美容医療界]
数日前に、当院に3年以上通院しておられるかかりつけの患者さんが久しぶりに来院されました。
一目で「二重瞼が左右いびつ」「下眼瞼に凸凹」・・・。
新聞広告が入っていた某クリニックに友人の付き添でいったところ、自分にも手術を勧められて、あれよあれよというまに・・・その気にさせられ、結果が上記のごとくで、
「○○さんどうしたの?その二重と下眼瞼・・・」
「物腰のやさしい担当医に”二重くっきりさせませんか””目袋つくったらキレイですよ”と上手い口車に乗せられて・・・埋没法もヒアルロン酸も理解しているつもりだったけど、こんなになってしまいました。何とかして下さい・・・・」
「そんなのクレーム言いに行ったら?」
「いいんです、私が軽率だった、自分の責任ですから・・・」
「自己責任?・・・こうして酷い美容外科医がはびこるんだよね・・・」
という具合です。
同じクリニックの術後相談を以前にも受けましたが、「酷くお粗末な手術」の一言に尽きます。他の同業のドクター曰く
「彼は腕よりも口でしょう」・・・
ところが自身は自分が上手いと思い込んでいるので始末におえません・・・
医療の手術はたとえ美容目的であろうが、命がけの手術であろうがパーフェクトは残念ながらありません。多くの先輩や同僚の厳しい目に鍛えられながら良い結果を出せるように研鑽していきます。
同じ手術をする医師の批判を真摯に受け続ける以外に上達はあり得ません。
今回の某クリニックは症例数何百・・・と誇らしげに広告していますが、
自画自賛で何例経験を重ねてももこんな酷い手術なら話にならないと思います。
「患者が満足しているから、それで良いだろう!」・・・ですか?
同じ場所で長くて1〜2年しか診療しない「ヤドカリドクター」に患者の満足や気持ちを語って欲しくありません。
当院も4年を経て、同じ患者さんの経過をずっと拝見させていただくことで、初めて研鑽できる部分があります。
僕の形成外科の恩師田嶋定夫先生は、
「手術は3回目までに満足行く結果が出せないなら、その手術は辞めた方が良い」
と指導して下さいました。もちろん外科医としての4〜5年の基礎訓練が終了していることが前提です。
「初めてでも75点以上の結果になるように、事前に関連文献などを十分に勉強すること」
1回目の手術の問題点を、他の先生から指摘していただき、十分に検討して
「2回目の手術では90点以上にすること」
さらに、自分なりの工夫を加えて
「3回目には限りなく100点に近づけること」
田嶋先生は、症例数を誇る外科医に対して
「そんなに沢山手術してこの程度の結果しか出せないなら、辞めた方が良いのでは・・・?」と常々おっしゃっていました。
症例数を誇り、自分が全く酷い手術をしていることを自覚せず、
「腕利きの美容外科医」と勘違いしたまま、堂々とゲストに手術を勧める。ゲストも勘違いして「つい軽い気持ちでプチ整形」を受ける。
勘違いの「なりすまし美容外科医」と「自称美容通の患者さん」は後を絶たないようです・・・
しかし、自分が望んだと思い込ませておいて、結果が悪くても「自己責任」と感じさせる「営業話術」。
クレームを言いに行っても、さらに丸め込み、追加の手術に導く・・・
ビジネスとしては「感服」いたします。
とても、敵いません・・・降参です。
憂鬱ですが・・・「上手くゲストを丸め込める術」など、持ち合わせようと思わない、ベンクリニックとしてはコツコツやっていくしかないですね・・・
Posted by 管理者 at 14時24分 パーマリンク
2007年07月07日(土)
那覇の友好クリニック表敬訪問 [ビジネス散歩]
週末に沖縄の那覇に新しく開院された
「形成外科KC」の内覧会へお邪魔しました。院長の新城 憲先生は奥様のマダムカーミーと一緒に、当院の本院・アネックスに見学に来られ、詳細にわたって研究されました。
内覧会にはベンクリニックの写真集をアルバムにされて、ゲストに「参考にしたクリニック」として、お披露目いただいておりました。
当院が自負しているあらゆるシステムと機器を導入されておられ、
感嘆いたしました。
「やる気オーラ満開」の素晴らしいスタッフに囲まれて、良い刺激を受けてきました。皆さんありがとうございました。
以下、Dr.Ken ARASIROから頂いたメールを添付します。
Dear Dr Ben & Ms Sano,
Thank you for your surprising visit to my clinic.
It was our great honor to welcome both of you.
I'm very fortunate to be a friend of you and to have an opportunity
to discuss about our profession.
Please keep attached photos as your memories in Okinawa.
See you soon my friend!
Sincerely,
Ken
Posted by 管理者 at 18時02分 パーマリンク
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