2008年06月26日(木)
最後の診察はベンクリニックで・・・ [クリニックにて]
夏までに「腋臭症「多汗症」を治したい!!!
と、以前から予定されておられた方々の「腋臭症手術」のラッシュは一息つきました。
ベンクリニックでは、1年間を通じて平均した症例数が続くのですが、さすがに夏前のシーズンはラッシュになります。
術後は平均でも6カ月以上はしっかり通院フォローをしていただいておりますので、夏でも、術後ケアの通院は絶えません。
当院は、遠方の方に特別な便宜を計っているわけではありませんが、遠くは東北、沖縄からも治療にお越しになられます。
きちんとした手術と経過の確認を確保するために、必ず、近くのホテルに1泊以上滞在していただいています。
ホテル竹園は、ベンクリニックの道向かいにあり、徒歩1分です。
読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、楽天ゴールデンイーグルス
の、関西の指定宿になっていますので、試合の前後日は、チームの貸し切りになり一般の宿泊はできません。
ベンクリニックの指定宿泊ホテルとして、ゲストの皆様に便宜を計っていただけないか・・・ホテルと交渉予定です。
腋臭症で、いつも感じることが、
結局、患者様はクリニックを比べるといっても、不可能なのかな?
と、いうことです。
診察だけのつもりが
ペテン師のようなドクターの口車に乗せられて、手術を受けてしまった・・・結果は「後悔」以外の何物でもなかった・・・
そのような患者様が、後を絶たないことに、腹立ちを感じながらも、
結局は、素人の患者さんが、ペテン師の美容外科医の口車から逃れるのはできないのかな・・・
と、ため息をつくばかりです。
ベンクリニックでは、診察時に、術中・術後の経過を写真を見ていただきながら説明させていただきます。手術を希望される方には、「感染症チェック」の採血を受けていただき、手術予約をいただきます。
皮弁法の「皮弁」という術式は形成外科では、常にあらゆる手術で応用している術式で、そのトレーニングは数ヶ月や数年で身につくほど、易しいものではありません。
形成外科医の「見よう見まね」をした、美容外科医が「皮弁」の血流や治癒の経過を理解し、満足いく長期結果に導くことができるとは、到底思えません。口で説明できることと、実際にできることは別です。
十分にトレーニングを積んだ「形成外科専門医」の資格を有している医師に手術していただきますように、皆様にお伝えすることしかできません。
どうぞ、複数のクリニックのカウンセリングを受けた最後で結構ですから、ベンクリニックの診察と手術についてのお話しを聞いてから、どこの施設で、誰に手術してもらうのかお決めください。
今、検討されているクリニックの医師が「ペテン師系」かどうかも、お伝えすることができます。
「再発なし」「小さな傷跡」「直視下に」・・・は、大切な事ですが、ペテン師が好む決まり文句でもあります。
腋臭症手術を決定される前の、
最後の診察は、是非、ベンクリニックになさって下さい。
以前のコラムの「わきが手術:本音トーク」も、どうぞ参考になさってください。
Posted by 管理者 at 15時53分 パーマリンク
2008年05月30日(金)
ヴィータスペリオーレ倶楽部・東京・・・の夢 [ビジネス散歩]
学会で月に一度くらいは、東京に出かけます。
上京の度に、
ヴィータスペリオーレ倶楽部を東京に作るなら・・・
何処がいいのかな・・・???
と、思いを巡らせながら、散歩するのが、楽しみです。
今まで、現地を歩き回って、チェックしたところは
銀座
六本木ヒルズ
麻布十番
元麻布
広尾
恵比寿
ミッドタウン
渋谷(松濤)
神楽坂
などがあります。
何処も素敵な場所なのですが、なかなか「ピンッ!!!」と来るところにたどり着きません。
今回のJSASで上京の折に、
「赤坂サカス」に出かけてきました。
碁盤の目ではない、街並みの配列・・・
適当に「ごちゃごちゃ」している感じ・・・
TBSを中心にした、「メディア」発信の空気・・・
<赤坂サカス>
今までの中で、
一番気に入りました。
フッと、向かいのビルを目を上げると、
「高須クリニック」「管理医師:高須克弥先生」
さすが、メジャー中のメジャーの高須先生が、御自分で診察をされている場所か・・・・
ピンっ!!!
とくるはずだな・・・
と、納得しました。
<ヴィータスペリオーレ倶楽部・東京>
関東の皆様にも、芦屋で培ってきた
統合された「健・癒・美」
「ホスピタリティ」の心
そして
「成果による圧倒的な満足」
を、体験していただきたい・・・
夢は膨らみます。
Posted by 管理者 at 12時00分 パーマリンク
2008年05月17日(土)
第94回 日本美容外科学会(JSAS) [美容医療界]
皆様、ご無沙汰しておりました。
「何故、書かないの・・・???」
「毎日、覗いているのに、失望させないで欲しい・・・」
お叱りの声を沢山いただきました。
申し訳ありませんでした。
実は、友人の夢でもあった、柔道整復師の専門学校の立ち上げに奔走しておりました。
学校は、大阪の西天満にある
「近畿医療専門学校」
です。
4月5日の入学式に始まり、
開校後の1ヶ月間、
学校法人の理事長と学校長の兼務という
「未経験ゾーン」で、「額に汗」の連続でした。
先日の理事会で、理事長ポストを友人に譲ったので、少し、余裕ができました。
真面目に???コラム、執筆します。
5月11日に、表題の
第94回 日本美容外科学会(JSAS)
に参加した報告です。
JSASは、医師免許さえあれば入会OKという学会です。
同じ名前の「日本美容外科学会(JSAPS)」と、混同されますが
JSAPS
の「P」は、
形成外科:Plastic surgery
の「P」のことで、形成外科の専門医の資格を持っていることと、理事の推薦が、正会員の条件になっています。
2つの学会は、お互いに
「あっち」と「こっち」
と呼び合い、仲良く、協調して発展する関係ではありませんでした。
前置きが長くなりましたが、
今回の学会では、新しい「潮流」を感じました。
まず、「JSAS」と「JSAPS」の、2つの学会が、統合される方向で動き出した・・・という、印象です。
「エビデンスに基づいた、安全な美容医療」
を、目指すという点では、歩調が合ってきたと感じました。
もう一つは、1月4日のコラムにも書きましたが、
これからは、確実に効果が実感されるなら、少しのダウンタイムはOKとする、傾向が強まると感じました。
すなわち、
「ダウンタイムを考慮した、メジャーな手術」
そして、
「マイナー手術の組み合わせ」
の、ニーズが高まると思います。
ベンクリニックでいうと、
ダウンタイムが短い、脂肪吸引の
「ボディジェット」
スレッドやケーブルなどの
「糸」による、リフトアップと、
下眼瞼や上眼瞼の、タルミやシワ取りの手術の組み合わせ
などのニーズが、今後、増えると感じさせられました。
メーカー主導
「光学機器」自慢の
美容皮膚科の時代は、続かない。
形成外科という、確立された医療技術、
そして、エビデンス重視のフィルターで濾過された
「美容形成外科」
というべき、ジャンルができていくと思います。
「安全な医療」
そして
「成果による満足」
の提供
こそが、ベンクリニックの目指す方向です。
Posted by 管理者 at 10時54分 パーマリンク
2008年04月01日(火)
「ベンクリニック品質」その2:点滴療法 [美容医療界]
3月中は、シンガポールのエステティックサロン&クリニックとの業務提携のお話しで多忙となり、コラムをスキップしておりました。
この件につきましては、また後日、御報告申し上げます。
申し訳ありません。
ベンクリニック品質:その2は
「点滴療法」についてです。
当院では4年前から、「キレーション療法」に取り組んできました。
当時は、関西でも3〜4施設しか「キレーション療法」を行っておらず、
日本キレーション治療普及協会のセミナーにも、関西からは僕しか参加していませんでした。
「すぐに廃れる、あたらしもの好き」
「エビデンスのない、怪しげな治療」
と揶揄されたこともありましたが、
僕の提唱する、
「MENA(メナ)」には、必要で有意義な治療と直感して、早期から取り入れてきました。
当院で治療を受けていただいたゲストの方からは、
「何十年来のアトピーが消退した・・・」
「白髪がなくなって、増毛効果があった・・・」
「肩凝りがなくなった・・・」
等の効果を実感された、お声をいただいて来ました。
有害金属をデトックスしながら、血管の汚れをキレイにする作用のおかげです。
当時から、点滴療法という、即効性があり、効果も著しい治療を、病気ではなくても、何らかの身体の異常感をお持ちの方に、もっともっと御利用いただけるように、工夫を重ねてきました。
オリジナルレシピの「アンチエイジング点滴」のメニューも充実させていきました。
エーゲ海の田舎町をイメージした、点滴専用のお部屋を整備いたしました。
オットー付きのリクライニングシートで、雑誌、お飲み物、TV&DVDなどをお楽しみいただきながらの施術を行っております。点滴のポジションを快適に保つために、
「クッション店」を経営できるほど・・・(笑)
多種多様のクッションも、御用意いたしました。
本院では、「点滴カフェ」
アネックスでは、「点滴バーラウンジ」
というイメージの施設に育ててきました。
「点滴なんか、病気で症状の重い人がする治療だろう・・・?」
「決して、最先端の治療ではないのでは・・・?」
当時は、周囲のドクターや、業界の人からも、あまり良いコメントはいただけませんでした。
そうこうしながら、沢山の「ベンクリニック点滴ファン」の方に、MENAとしての「点滴療法」を御提供してまいりましたが、
昨年に、
「MR21 点滴療法研究会」
が発足し、より広く、効能効果が安定した、治療のエビデンスがある、
「点滴療法」
を普及させる、動きが出てまいりました。
僭越な言い方ですが、
「やっと時代が、ベンクリニックに追いついてくれた・・・」
正直、そう感じて嬉しく思いました。
早速、ベンクリニックでも
「カスタムメイド点滴」
として、メニューを整備して、「点滴療法」の普及を行ってきました。
<ちなみに、「オーダーメイド」という英語はないそうです。>
先日、研究会会長の柳澤厚生先生とセミナーでお会いした時に、
「関西の点滴療法の普及は卞君に任せたからね!」
と、肩を組みながら、励まされました。
研究会で推奨されている点滴療法は全て取り入れております。
点滴療法は、医師としての臨床経験がものを言います。
ベンクリニックの常勤医師は、全員、形成外科専門医であり、
10年以上の臨床経験を持っています。
形成外科、以外に「外科修練」として、
総院長の僕が、一般消化器外科と救急を4年間
アネックス院長の成先生が、脳神経外科医として3年間
本院院長の文元先生が、救命救急センターのER医師として4年間(専門医取得)
まさに、食事を取ることができない、重症の患者様を、「点滴療法」で治療してきた経験があります。
◎◎科をドロップアウトして、美容医療に転職したドクター・・・
外科系医師としての臨床経験もないまま、卒後1〜2年で美容に転向して、まだ数年以内のヤングドクター・・・(こうゆうドクターほど、ブログなどで「背伸びで大人のふり」になっていることは悲しいことです)
とは、
ひと味も、ふた味も違う、「点滴療法」のレシピができると考えています。
同じようなネーミングの点滴でも、レシピ内容と品質が、一歩上をいく・・・
快適に点滴を受けていただくことに妥協をしない・・・
それが、
「ベンクリニック品質の点滴療法」
です。
Posted by 管理者 at 18時56分 パーマリンク
2008年03月08日(土)
「ベンクリニック品質」:BOTOX(ボトックス) [美容医療界]
「ベンクリニック品質」について、数回に分けて書かせていただきます。
最初はBOTOXについてです。
BOTOXは小さなガラス製のバイアルに入った状態で、入荷してきます。
使用直前に生理食塩水で溶解してから使用します。
溶解するまでは4℃以下で保存しなければいけません。
4℃以上になると「失活」してしまいます。
BOTOXというのはアラガン社の商標で、実際にはボツリヌス毒素AおよびBを含む製剤を慣例で「ボトックス」と呼んでいます。
ボツリヌス毒素は安全なまで希釈されて、血液の成分である「アルブミン」というタンパク質にひっつけて安定化されています。これをガラスのビンの壁に結晶様の状態で付着させてあります。
「振動」を与えて、結晶が物理的にこわされると、やはり薬剤としての効果である「力価」が落ちるとのことです。製品としての安定化には、「アルブミン」の量が重要になります。
ベンクリニックのBOTOXは、米国アラガン社製のものを輸入しています。英国製(工場はスペイン)、中国製、韓国製のものは使用していません。「アルブミン」の「出所」と添加量が不詳だからです。
冷凍された状態で、成田空港に着いたBOTOXは、出荷時に「ドライアイス」を添えた、クール便でクリニックに搬入されます。
ベンクリニックでは専用の冷凍庫を備えていますので、直ちに移動保管します。
過去に2回、製品を輸入代行業者に返品したことがあります。
それは、クリニック搬入時に「ドライアイス」が溶けて無くなっていたからです・・・この状態では、途中で4℃以上になった可能性があります。
一度、温まったバイアルを再び、冷凍しても、既にBOTOXの力価は減退しています。
業者様曰く
「それほど、厳格に製品の管理をされているクリニックを他に知りません・・・」
「他のクリニックでは、別に構わない、と言われますが・・・」
大切なゲストの皆様に使用する薬剤の管理を厳重にすることは、
「ベンクリニック品質」では、当然のことと考えています。
その他、BOTOXはアルコールや麻酔薬でも、力価が落ちます。
バイヤルを扱う場合は、
振動を与えないように、ガラス壁にそっと沿わすように生理食塩水を流し込み、決して振るようなことはしないで、静かに円を描くように回します。
吸引時には決して、アルコールで消毒してはいけません。痛みを和らげるための麻酔も力価を落としてしまいますから、御希望の方には、その旨をお話ししなければいけません。
僕自身がアラガン社が主催する「BOTOXトレーニングコース」を終了しているからこそ、正しい、品質管理ができるものと思います。
BOTOXは「毒薬指定」をうけている薬剤です。
厳格に管理保存しなければいけないことに法律で決められています。
溶解前は「鍵のかかる冷凍庫」、溶解後は「鍵のかかる冷蔵庫」での保存が正しい管理です。
当院でも、市販の冷凍庫と冷蔵庫に加工して「鍵」をつけていただきました。
先日、定期の立入検査に来られた、官庁の方が、他のクリニックでは、いくら注意しても、ルーズな管理で、もちろん「鍵」もかけていない・・・と、嘆いておられました。
美容クリニックでも皮膚科クリニックでも、
不十分な製品管理が常態化しているようです。
ゲストの皆様に、安全で高品質のメディカルケアをお届けするために、
譲れない、「ベンクリニック品質」があります。
派手なキャンペーン広告に惑わされて、コストのことばかりで、メディカルケアを考えないでください。
もっとも大切なことは
「治療の品質」
では、ないでしょうか。
Posted by 管理者 at 17時34分 パーマリンク
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