芦屋ベンクリニック:Dr.Benの本音トーク!TOP
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2006年10月05日(木)

痩身を送信しない脳・・・? [美容医療界]

我々の体型は「失うものと補充されるものの代謝バランス」で維持されています。
生物は、自然に痩せるような仕組み=脳の回路は持っていません。
痩せたくないと思っている脳を、そう簡単に騙すことはできません!
体型を変えるには、日常生活のあらゆる場面を変えていく必要があります。
食事制限をして手に入れた「ナイスボディ」も、制限を止めたら元通り・・・
何かを我慢して目的を達しても、我慢が続かなくなった時には後戻りです。

最近は美容医療でも、手軽な部分やせとして
脂肪溶解注射」「超音波脂肪溶解」「脂肪分解レーザー」などの、
いかにもラクチンに脂肪が減ってしまうような印象の広告が目につきます。
しかし、目的を達するほどの効果が期待できるのか・・・と言われれば、大いに???です。
1回の施術で期待できる効果は「コップの砂を耳かきですくっている」ようなものなので、
確実なのですが回数をこなさないことには痩身は簡単には達成されないでしょう。

「注射やレーザーだけでスリムになれるなんて幻想は捨てましょう!」
「単独で、痩せる期待に応える施術はありません!」
かねてより、患者さんにはこのようにご指導していたのですが・・・

「それでも、痩せたい!」との声が年々増えて来たのを放置出来ず、
このたび「インテリジェント・メディカルスリム」として、
医学的根拠のはっきりしたセラピーの組み合わせを診療メニューに加えました。
ポイントは組み合わせ治療の「相乗効果」です。
注射・酸素・高周波などの燃焼系施術の後でセルライト・マッサージを行ない、
仕上げは「イタリア製最新の脂肪溶解剤」によるメソセラピー。
診療を始めるからには、薬剤も機材も最高品質のものを使用します。
心配な痛みへの気遣いも「ベンクリニック品質」です。
「それでも、痩せたい!」とおっしゃる方は、一度お試しください。
「自己管理に自信がないのでクリニックに"おまかせ"したい」という方もどうぞ…

Posted by 管理者 at 09時58分   パーマリンク

2006年09月26日(火)

やどかりクリニック[シリーズ10] [美容医療界]

4年前、阪神芦屋駅前に「芦屋川××××××」というクリニックができました。
医療レーザー脱毛「全身2年間フリーパス 50万円!」の広告で人気を集めましたが、
数千万円を集めた時点で、「ハガキ1枚」の連絡とともに3年前に閉院しました。
1年で消えてなくなる「やどかりクリニック」です。
クリニック自体がなくなったのですからプリペイドした手術料へは何の保障もありません。

ある日突然、「やどかりクリニック」は開院します!
固定設備投資はゼロ・・・移動可能な器材にしかコストをかけません。
いつでも、突然「閉院」できるわけです。
テナントビルの一角で見た目だけ映える内装をしますが、
肝心な施術や手術をする部屋は、とても医療施設とは言えないものです。
設備投資をしないからコストが安い「商業ビジネス」は、
皆様の大切な身体を扱う「医療」には通用しません。

「やどかりクリニック」は地元医師会には所属せず、健康医療機関の認可を取らない(保険が使えない)施設が
ほとんどです。たとえ申請しても医師会には入会を許可されないと思います。
例えば、芦屋市医師会の場合・・・その入会には医師としての細かな経歴と標榜科に
見合うだけの良識と実績があるかを全会員からチェックされます。入会基準は地区によって異なりますが、芦屋は「良識ある医師を選ぶ」という点では厳しいと思います。

僕の場合は、大学時代の博士論文や形成外科学会認定専門医の実績、
美容外科学会正会員であることの評価を併せ、入会を許可されました。
また、「形成外科」「皮膚科」以外に「美容外科」の標榜を同時に申請しましたが、
芦屋医師会では美容外科の申請は初めてとのことでした。
「商業的な美容外科」は許されないとされ、役員の面接は厳しいものでした・・・
幸いなことに芦屋市医師会の先生方は「美容外科は形成外科の一部である」という、
良識あるコンセンサスをお持ちであったため申請は受理されました。

[シリーズ1/2/8]でもお話ししましたが、芦屋は「見せかけ」や「ニセモノ」を嫌います。
正式なコミュニティーできちんと審査をパスしなければいけません。
「信頼」「安心」「地元密着」「丁寧なカウンセリング」「著名人が通っている」・・・うわべだけの美辞麗句広告の「やどかりクリニック」に、うっかり引きこまれないようにしてください。


Posted by 管理者 at 16時22分   パーマリンク

2006年09月17日(日)

ヒトプラセンタの安全性・・・[シリーズ9] [美容医療界]

胎盤は、卵子由来の臓器であり、「妊娠中の10カ月」しか存在しない組織です。
かのアメリカ産牛肉でさえ「生後20カ月」以内のものは感染の機会が無いと検査免除されているように、胎盤の存在する10カ月はさらに安全で問題ない期間と考えられています。
当院の使用しているプラセンタエキスは、健常の日本人妊産婦で満期正常分娩に限定して抽出されています。もちろん海外渡航歴のある方は外されています。
40年以上の間で1億5000万アンプル以上使用されて、感染症の報告は一切ありません。

プラセンタに関して、市場の牛肉よりは安全だと言えます。
なぜなら、海外渡航者を外す限り、厚労省が心配している妊婦の感染源は、国内市場の牛肉しか無いわけですから・・・
農水省が安全としている牛肉を食べた妊婦が狂牛病のプリオンに感染される心配をするなら、御自身も市場の牛肉を食べない方が良いと思います。

病原体が未知の疾患は存在しています。
狂牛病ならずとも、狂羊病、狂豚病、狂鳥病・・・等々・・・
今後、発見されないとは断言できません。リスクはゼロではありません!
僅かなリスクを上回る効果が臨床で認められているため、当院では今日現在も御希望の方に投与しています

プラセンタには身体に有効に働く多くのサイトカインが含まれています。様々な症状に効きます。美容ではなく健康のためにお勧めしています。

献血希望者やベジタリアンでないのなら、是非一度お試しください。
注射の場合は15分後には効き目を実感していただけます。
週に一度のペースで点滴を受けて下さい。
僕自身は仕事を休みたいほど疲労が溜まった時に5アンプル注射します。
御陰様で開業以来、病欠は一度もありません。

ついでに啓蒙のために申し添えておきますが、流通している化粧品や健康食品に配合されているプラセンタはヒトのものではありません。ほとんどが食肉用の「豚」の胎盤から抽出したものです。当院のプラセンタは注射も内服も院内コスメも全て「ヒト」の胎盤由来です。

Posted by 管理者 at 08時47分   パーマリンク

2006年09月15日(金)

医療のバーゲンと渡り鳥医師 [シリーズ8] [美容医療界]

あなたは、「ガン手術バーゲン」や「高血圧薬の特別価格セール」をする
一般病院に行かれますか・・・?

ところが、美容クリニックが百花繚乱の昨今・・・連日「×××セール特別価格」などの
広告が目に入ります。医療のバーゲンです。

「度の過ぎた医療バーゲン広告」をするクリニックの手法のひとつは、
安い施術で引きこんでおいてから、ドンドン他の手術を勧めていくことです。
そして、もう一つが「渡り鳥医師」の存在です。
出身は美容に必要な形成外科や皮膚科とは無縁の診療科であることがほとんどです。
次々と美容クリニックを渡り歩きながら、「オリジナル」と称して手術にニックネームを
つける名人でもあります。出身大学以外の経歴を詳細には公表したがりません。
「医療バーゲン」と「渡り鳥医師」・・・
何より信頼が求められる美容界にとって実に不思議な現象です。


美容は、皆様の大切な身体に対する医療行為です。
しかし、残念ながら使用する薬剤・注入物・糸などについて責任ある基準を持つ
クリニックが少ないことも事実です。(シリーズ6,7でも触れました)
「クリニックの姿勢」と「医師の経歴」を確認することが重要だと思います。

ここ芦屋は、偽物を嫌う土地柄です。
「本当に良いもの」「内容のしっかりしたもの」を選ばれる方が多いと感じています。
見かけ倒しは通用しません。

最後にちょっと当院のPRです・・・ 芦屋市医師会に所属する当院は、
永続性と健全性の審査をパスし、平成18年に「医療法人」として認可されました。
開設時から保険診療機関の許可指定も受け、医師の経歴もできるだけ詳細に
公表するよう心掛けております。

Posted by 管理者 at 12時56分   パーマリンク

2006年08月22日(火)

トラブルも半永久的・・・?[シリーズ7] [美容医療界]

「たるみ改善」の目的で、他院でフィラー注入の施術を受けられたという方が当院に来られました。ご本人はコスト的な面から、半年〜1年で吸収されるヒアルロン酸やヒューマンコラーゲンではなく、「半永久的に持続効果のある注入物」を選択されたそうです。
当初はとても満足されていたのですが、3年目のある日突然、アメリカ先住民のメイクのようなミミズ腫れが生じました! 両頬に3本ずつ5ミリ幅で長さ3センチのその腫れは、痒みと熱感も強く、明らかに注入物によるアレルギー反応でした。当院で「ステロイド投与と肝機能保護治療」をして、5日ほどで小康しました。

その後も、年に2回ほど同じ症状が再燃するため、その都度治療を続けておられますが、完治させるには摘出しかありません。注入の場合はフィラー成分が周囲にしみ込んでいるため、周囲の皮膚組織ごと大きく切除するしか方法はありませんが、醜い瘢痕が残る危険性があります。持続性フィラー注入を選ばれる場合には、この点に充分ご注意ください。このアレルギーは本例のように数年後どころか、10年以上経過して出現することもあります。生涯アレルギーが起こらない保障など何処にもありません。
たるみ改善などの美容目的で体内に異物を埋入したり、注入したりすることは有用な方法なのですが、問題が生じたときに完全に摘出できるような形態(シリコンインプラントなど)か、期間限定で完全に分解されて残らないフィラーしか、本当の意味で安全とは言えないと僕自身は考えています。さもなければ、残留物によるトラブルも半永久的になるわけですから・・・

Posted by 管理者 at 17時38分   パーマリンク

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